Meetup

Material Meetup KYOTO vol.24

「そこにあるかたち」から未知の価値を抽出する - コモディティ化を超えるデザインアプローチ

  • #参加受付中
  • #誰でもウェルカム

[GUEST]
・大江 孝明さん(京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 教授)
・野村 真さん(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF Creative Director)
・中西 美佳さん(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF Senior Designer)

2024.9.27 (金)  UTC+09:00

19:00 – 21:00 (18:30 開場)

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く

40名

1000円 (1drink付)

Share

参加する

「参加する」ボタンをクリックすると申込フォームへ移動します。

東京 / 京都の各拠点で、素材とものづくりに関わる「オープンコラボレーションの発火点」として継続開催し、多数の方にご参加いただいてきた「Material Meetup」、京都編 第24回のメインテーマは 「『そこにあるかたち』から未知の価値を抽出する – コモディティ化を超えるデザインアプローチ」

工業デザインにおいては、機能や意匠、コストなどの明確な目的に対する「合理化」と「最適化」が重要です。そのなかで、規格化と大量生産、デジタルマーケティング、ジェネレーティブデザインなど、効率的な定量化、試算、複製を得意とする新しいテクノロジーは、合理化・最適化を加速度的に実現させるものとして社会に実装されてきました。しかし、テクノロジーが普及した結果、多くの工業製品の「コモディティ化」が進行し、製品ごとの差別化や新たな切り口の提案が難しくなってきています。
また、最近では、同時代的な潮流として、「ウェルビーイング」や「サスティナビリティ」など、既存の枠組みを超える価値軸が産業・経済全体のなかでも広く求められるようになってきました。

目的に対して試算可能な最適解を設け、それをステップバイステップで実現するアプローチが必ずしも機能しない現代における、既存の物質や素材から、未知の価値を抽出し、借り受け、機能 / 意匠 / 体験の価値に落とし込むためのデザイン手法とテクノロジー活用の可能性について、本イベントを通じていまいちど考えてみましょう。

ゲストには、FabCafe Kyoto を会場に開催中の、CMF (Color/Material/Finish = 色/素材/仕上) の実験の過程を制作物とともに公開する展示企画『デザインの実験展 | 或ると在る / alu & aru design lab.』の出展者より、大江 孝明さん(京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 教授)と野村 真さん(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF)、中西 美佳さん(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF Senior Designer)をお迎えします。

Keywords / Topics

・デジタルテクノロジーと手仕事の往復、越境
・Well-being時代の工業製品デザイン
・課題解決的でないデザインのアプローチ
・コモディティ化の突破
・CMFデザインによる機能/意匠/体験価値の統合(*CMF=Color Material Finish)
・ものの姿・かたちを起点にした知覚と体験のリフレーミング

こんな方におすすめ

・自社製品や業界のコモディティ化に悩み、突破口を見つけたい材料メーカー、製品メーカー
・自然や手仕事から生まれるかたちに対する「ぬくもり・やさしさ」以外の価値軸を言語化したい工芸家、デザイナー、アーティスト
・感性的価値・情緒的価値の評価指標の設計や計測に科学的に取り組む研究者
・その他、「すでに在るもの」から未知の価値を抽出し、借り受け、機能 / 意匠 / 体験の価値に落とし込むためのデザイン手法とテクノロジー活用の可能性に関心のあるすべての方

タイムテーブル

18:30  開場(開始までの間、展示をご覧いただくことができます)
19:00  イントロダクション
19:10  プレゼンテーション(15分 × 2組)
19:40  クロストーク(テーマ:「『そこにあるかたち』から未知の価値を抽出するCMFデザインの可能性)
20:10  ネットワーキング(交流会)
21:00  閉場


同時開催:『デザインの実験展 | 或ると在る / alu & aru design lab.』

・会 期 : 2024年 9月17日(火)〜28日(土)
・会 場 : FabCafe Kyoto
・観覧無料 / 予約不要

https://fabcafe.com/jp/events/kyoto/2409_cmf-experiment


登壇者

  • 大江 孝明

    京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 教授

    道具と人との間に新しい関係性を構築する研究、或る道具だからこそ果たせる役割の研究、文化を持続するための道具の研究を3つの柱に、暮らしの道具に関するデザインを研究している。KONSTFACK(Sweden)、Weissensee Academy of art Berlin(Germany)など海外の大学でもGuest Professorを務める。2024年から 研究やデザインの取り組みを、或ると在る / alu & aru design lab. として運営。
    https://www.t-oe.info/

    道具と人との間に新しい関係性を構築する研究、或る道具だからこそ果たせる役割の研究、文化を持続するための道具の研究を3つの柱に、暮らしの道具に関するデザインを研究している。KONSTFACK(Sweden)、Weissensee Academy of art Berlin(Germany)など海外の大学でもGuest Professorを務める。2024年から 研究やデザインの取り組みを、或ると在る / alu & aru design lab. として運営。
    https://www.t-oe.info/

  • NISSHA Design & CMF

    NISSHA株式会社

    ITディバイス、家電、モビリティから化粧品まで、幅広いお客さまのデザインコンセプトや商品におけるペルソナを理解し、その製品のユーザー体験価値を最大化させるために最適なCMFを提案するNISSHAのデザイン部門。
    https://connect.nissha.com/design/

    ITディバイス、家電、モビリティから化粧品まで、幅広いお客さまのデザインコンセプトや商品におけるペルソナを理解し、その製品のユーザー体験価値を最大化させるために最適なCMFを提案するNISSHAのデザイン部門。
    https://connect.nissha.com/design/

    野村 真(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF Creative Director)
    ITディバイス、家電、モビリティから化粧品まで、幅広いお客さまのデザインコンセプトや商品におけるペルソナを理解し、その製品のユーザー体験価値を最大化させるために最適なCMFを提案するNISSHAのデザイン部門 NISSHA Design & CMFの リーダーを務める。


    中西 美佳(NISSHA株式会社 NISSHA Design & CMF Senior Designer)
    主なデザイン業務としてモビリティ市場向けにCMFの意匠提案を行いながら、トレンド分析チームを兼務し、世の中の潮流を分析して未来洞察へとつなぐ作業を年間を通して実施している。


企画・運営

本イベントは、MTRLおよびFabCafe Kyoto 運営元の株式会社ロフトワーク主催により実施いたします。
お問合せは下記までメールにてお願いいたします。
kyoto.marketing@loftwork.com (担当:木下)

  • 木下 浩佑

    株式会社ロフトワーク, FabCafe Kyoto ブランドマネージャー

    京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
    https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita

    京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
    https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita

Material Meetup とは

『Material Meetup KYOTO』は、「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。

  • 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
  • オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
  • 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
  • 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人

…そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を継続的に開催しています。

カタログスペックだけではわからない素材の特性や魅力を知り、その素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それが Material Meetup です。2018年のスタート以降、東京・京都の各拠点ごとに、それぞれ異なるテーマを設け継続開催しています。

■ Material Meetup 過去開催情報 https://mtrl.com/projects/material-meetup/

Information

日時

2024.9.27 (金) 19:00 – 21:00 (18:30 開場) UTC+09:00

会場

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554

■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分

■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分

※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く

参加費

1000円 (1drink付)

定員

40名

参加する

「参加する」ボタンをクリックすると申込フォームへ移動します。

Recommend

FabCafe Newsletter

新しいTechとクリエイティブのトレンド、
FabCafeで開催されるイベントの情報をお伝えします。