世の中の当たり前を別の角度の視点から大胆かつ精緻な想像力を用いて、意図的に当たり前に対して思考的にバグ/エラーを起こし、別次元の新しい可能性を模索する。
複眼的な視点からバグを起こさせる実験家集団
複眼的な視点からバグを起こさせる実験家集団
bugology
bugologyは、世の中の当たり前を別の角度の視点から大胆かつ精緻な想像力を用いて、意図的に当たり前に対して思考的にバグ/エラーを起こし、別次元の新しい可能性を模索する実験家集団。
パンデミック、地球汚染、温暖化、食糧問題、人種(性)差別、紛争 — 近年、当たり前だと思っていた未来が断片的な急変期と停滞期を繰り返し、現状分析や過去の統計などに基づくアプローチから想像できる世界はもはや意味をなさず、現実が想像をはるかに超え、数年先の未来でさえ予想が難しい時代へと突入している。
もはや未来予想が意味をなさない現代において、近年ではミラーワールド、スペキュラティブデザイン、SFプロトタイプ、メタバースなど、虚構性を孕んだ未来の世界を描くようになった。デザインシンキングのような課題解決型ではなく、これからの社会はどうなっていくのかを考え、未来や空想のシナリオをデザインし、思考するきっかけを与え、『問い』を生み出し、いま私たちがいきている世界に別次元の可能性を示している。
そんな時代においてbugologyは領域と専門を越境し、既成概念や思考に対してbug(=バグ、エラー)を引き起こし、そして問いを生み出す実験家集団として結成した。
素材としてのカカオの新たな可能性
beyond cacao
beyond cacao | 素材としてのカカオが生み出す新たな価値を創る、カカオ再開発計画プロジェクト。 例えばチョコレートの個性や味はイメージができるが、素材であるカカオそのものを思い浮かべることはできるだろうか。時にチョコレートは「チョコレート=カカオ」という既成概念からカカオがもつ本来の個性を隠してしまうことがある。そしてチョコレートはカカオを表現する1つの側面に過ぎず、カカオにはまだ見ぬ魅力的な側面とそこから生まれる新しい価値があるはずだ。
カカオを真っ新な素材として見つめ直す
beyond cacaoの起点はカカオを一度真っ新な素材に見つめ直して、気軽に嗜好品のように楽しめるプロダクトを開発することだ。
その上で分野の垣根を越えたクリエイターと共に「カカオはチョコレート以外の素材となり得るのか」ということを検証した。今回の場合はドリンク開発のために焙煎を通してカカオの個性を最大化し、それを用いて精度の高い新しいプロダクトとしてコーラとトニックウォーター、カカオドリップを制作した。結果からいえば焙煎によって個性が最大化されたカカオには無限の可能性がある。
つまるところ今回の実験と開発を通して、beyond cacaoは小さいながらもカカオに新しい指標をみつけることができた。しかしまだカカオの新しい世界ははじまってばかりだ。
いずれにせよ、カカオの世界がより広がり、そして様々なクリエイターがカカオを用いた新しい何かをまるで地図を描くようにどんどん更新することで、多くの人たちに新しいカカオのカタチを楽しんでもらいたい。
素材としてのカカオを描く新しい可能性
当たり前だが、やはりカカオにはチョコレートを思わせるような優しい甘さと香りをもっている。
チョコレートを思わせるような滑らかなで、柔らかい舌触り、そしてシングルオリジンがもつ風味豊かなアロマだ。
この優しい芳香な特徴を「FEMININE (女性的)」と名付けた。
もう一方の要素をカカオ特有の酸味と苦味とした。カカオ豆をまずかじるとまずスッと鼻に抜けるように酸味と、その後に癖になるようなほろ苦さが続く。この力強く鼻に抜けるような酸味と苦味をを「MASCULIN(男性的)」とした。
この2つに分解されたカカオの要素「FEMININE (女性的)」と「MASCULIN (男性的))」を再構築するようにコーラとトニックウォーターの2種類のドリンクとして表現することにした。
宇宙で描く新しい視点
Space Mongology
Space Mongology | 宇宙という地球とは全く異なった環境に視点を置き、地球で染み付いた常識に疑問をもち、地上とは異なる別次元の思考から物事にアプローチするプロジェクトだ。僕たちが日頃考えている地球上での常識は宇宙空間における極限環境の中ではどのように変化するのかという思考を繰り返し、地球では想像もしなかったアイデアを創出する。
1/6で転ぶ宇宙飛行士を見て
月の重力は地球の1/6である。
重力が1/6になると重さが1/6になる。そのような環境下では私たちの跳躍力は約6倍になるし、落下速度はおよそ1/6になる。摩擦も1/6近くになるはずなので地上よりも滑りやすいはずである。当然人間の動きにも影響がでてくる。このような環境における建築やプロダクトのデザイン、そして食事などの生活はどう変化するのだろうか。その疑問こそがこのプロジェクトのきっかけである。1/6になれば地上で当たり前だと思っている歩くや座る、そして食べるといったシンプルな行動さえ全然異なったものになる可能性があるのだ。
bugologyはナナナナ祭2022にて、昆虫食が当たり前となった未来の世界を「Space Mongology」と題した物語で表現。今回の展示企画では、「未来/仮想の世界」を、2082年の地球ではなく月面を舞台に新しい世界を想像(創造)し、まだ見ぬ未来のデザインや日常の食をテーマに考えた。
月面を舞台に現実の専門家たちのリファレンスを参考に月を舞台に小説が描く虚構の世界と新たな可能性を40ページ以上にもなる資料としてまとめた。
地上生活で染み付いた当たり前の疑問を持つ。本展示で再三言っているが、重力が1/6になれば地上で当たり前だと思っている歩くや座る、そして食べるといったシンプルな行動さえ全然異なったものになる可能性がある。常識を捨て去ることは難しく、私たち自身も常に地上の当たり前と格闘している。そして当たり前からかけはなすことで、隠れた新たな可能性をみつけることができる。逆に月面での常識を想像することである。地上の何気ない1日は月面ではどう変化するだろうか?それはなぜ?このような思考を繰り返していくことで日常の月面生活の中でのありうる姿が見えてくると考えている。そして、それは正しい必要はない。むしろ現状においては正しいも間違ってもない。存在するのは純粋なアイデアであり、それらが相互影響の中で変化していき結果として未来が形成されるのではないだろうか。
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NaraDelic
食が語る新世界
食が生み出すナラティブで”未来”をデザインする。
不透明な未来が広がる現代においても、食は人類が生きていく上で欠かすことができない。そう考えれば僕たちの未来は食に委ねられているのかもしれない。NaraDelicは食が描く世界を文学的想像力で表現し、僕たちが生きる社会に新しいナラティブを生み、そしてまだ僕たちがみたことがない様々な形の新しい世界を提案する。心理的な幻覚、、極彩色のグルグルと渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現を意味する「Phuchedelic(サイケデリック)」は「Psychology<サイコロジー>(心理学)」と「Delicious<デリシャス>(おいしい)」を組み合わせた造語に由来する。NaraDelicではそんなサイケデリックの時のような心理的感覚、幻覚を食を通して体現できないかという想いの元、Narrative(物語・談話)とDelicious(美味しい・かんばしい)を合わせた造語「NaraDelic」と名付けた。
URL :< COMMING SOON>
食が語る新世界
食が生み出すナラティブで”未来”をデザインする。
不透明な未来が広がる現代においても、食は人類が生きていく上で欠かすことができない。そう考えれば僕たちの未来は食に委ねられているのかもしれない。NaraDelicは食が描く世界を文学的想像力で表現し、僕たちが生きる社会に新しいナラティブを生み、そしてまだ僕たちがみたことがない様々な形の新しい世界を提案する。心理的な幻覚、、極彩色のグルグルと渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現を意味する「Phuchedelic(サイケデリック)」は「Psychology<サイコロジー>(心理学)」と「Delicious<デリシャス>(おいしい)」を組み合わせた造語に由来する。NaraDelicではそんなサイケデリックの時のような心理的感覚、幻覚を食を通して体現できないかという想いの元、Narrative(物語・談話)とDelicious(美味しい・かんばしい)を合わせた造語「NaraDelic」と名付けた。
URL :< COMMING SOON>
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SPACE MONGOLOGY
地球外で描く新世界
地球上の常識は宇宙では全く異なる。
Space Mongologyは、宇宙という地球とは全く異なった環境に視点を置き、地球で染み付いた常識に疑問をもち、地上とは異なる別次元の思考から物事にアプローチするプロジェクトだ。僕たちが日頃考えている地球上での常識は宇宙空間における極限環境の中ではどのように変化するのかという思考を繰り返し、地球では想像もしなかったアイデアを創出する。地球外で描く新世界
地球上の常識は宇宙では全く異なる。
Space Mongologyは、宇宙という地球とは全く異なった環境に視点を置き、地球で染み付いた常識に疑問をもち、地上とは異なる別次元の思考から物事にアプローチするプロジェクトだ。僕たちが日頃考えている地球上での常識は宇宙空間における極限環境の中ではどのように変化するのかという思考を繰り返し、地球では想像もしなかったアイデアを創出する。 -
beyond cacao
素材としてのカカオが生み出す新たな価値を創る、カカオ再開発計画プロジェクト
チョコレートの個性や味はイメージできるが、素材であるカカオそのものを思い浮かべることはできるだろうか。時にチョコレートは「チョコレート=カカオ」という既成概念からカカオがもつ本来の個性を隠してしまうことがある。そしてチョコレートはカカオを表現する1つの側面に過ぎず、カカオにはまだ見ぬ魅力的な側面とそこから生まれる新しい価値があるはずだ。そんなカカオのまだ見ぬ魅力を多分野の専門家と仮設・プロトタイプ・言語化を実施し、新たな可能性や価値を創り出すプロジェクト『beyond cacao』が立ち上がった。
素材としてのカカオが生み出す新たな価値を創る、カカオ再開発計画プロジェクト
チョコレートの個性や味はイメージできるが、素材であるカカオそのものを思い浮かべることはできるだろうか。時にチョコレートは「チョコレート=カカオ」という既成概念からカカオがもつ本来の個性を隠してしまうことがある。そしてチョコレートはカカオを表現する1つの側面に過ぎず、カカオにはまだ見ぬ魅力的な側面とそこから生まれる新しい価値があるはずだ。そんなカカオのまだ見ぬ魅力を多分野の専門家と仮設・プロトタイプ・言語化を実施し、新たな可能性や価値を創り出すプロジェクト『beyond cacao』が立ち上がった。
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BUGOLOGY
昆虫食を美食及びアートとして昇華させることを目的としたプロジェクト
bugologyの前身であるBUGOLOGY、昆虫食を美食及びアートとして昇華させることを目的とした実験家集団。
「昆虫食がいかなる美食になりうるのか」を虫をむしゃむしゃ食べながら模索し「昆虫食解体新書」と名付けたイベントを企画。 このイベントを皮切りに様々な業種、分野と昆虫食のマッチングを図ったイベントを開催。 業種、分野の垣根を昆虫という常軌を逸したテーマを介することで超克し、美食という身近なコンテンツに落とし込むことで興味の裾野を広げることを目指す。 テーマや内容はあえて制限を設けないことでその都度、予想だにしていなかったことが起こる場を創造する。昆虫食を美食及びアートとして昇華させることを目的としたプロジェクト
bugologyの前身であるBUGOLOGY、昆虫食を美食及びアートとして昇華させることを目的とした実験家集団。
「昆虫食がいかなる美食になりうるのか」を虫をむしゃむしゃ食べながら模索し「昆虫食解体新書」と名付けたイベントを企画。 このイベントを皮切りに様々な業種、分野と昆虫食のマッチングを図ったイベントを開催。 業種、分野の垣根を昆虫という常軌を逸したテーマを介することで超克し、美食という身近なコンテンツに落とし込むことで興味の裾野を広げることを目指す。 テーマや内容はあえて制限を設けないことでその都度、予想だにしていなかったことが起こる場を創造する。
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名称
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世の中の当たり前を別の角度の視点から大胆かつ精緻な想像力を用いて、意図的に当たり前に対して思考的にバグ/エラーを起こし、別次元の新しい可能性を模索する。
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概要
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世の中の当たり前を別の角度の視点から大胆かつ精緻な想像力を用いて、意図的に当たり前に対して思考的にバグ/エラーを起こし、別次元の新しい可能性を模索する実験家集団