Bias Breakdown Program
人材開発プログラム
#人材育成 #社員研修 #外部パートナー #地域交流
#社会・組織課題 #デザイン思考
プログラムの目的
クリエイティブコンフィデンス(自分の創造力に自信を持つこと)を高め、より高い視座・広い視野での関係性に気づき、トライアンドエラーできる人材をつくる
- 経営戦略の達成
- 早期戦力化の実現
- 新入社員の定着
- 生産性 向上
BBPGは、デザイン思考の学習と実践を通じて、これまでの固定概念(バイアス)に捉われない発想方法を学び、クリエイティブコンフィデンス(自分の創造力に自信を持つこと)を高め、より高い視座・広い視野での関係性に気づき、自社事業を捉え直し、新しい視点でトライアンドエラーできる力や姿勢を育てるクリエイティブ・プログラムです。
近年注目されている”デザイン経営”は、社会のニーズを利用者目線で掘り起こし、ブランドやイノベーション力を高め、企業価値を発展させる取り組みを指します。経済産業省・特許庁もデザイン経営に力を入れ始め、2018年に「デザイン経営宣言」を出しています。私たちは、そんなデザイン思考の導入として、本プログラムを実施しています。
また、プログラムを通して、「サーキュラー・エコノミー」など社会課題についての理解も深めることで、未来の産業や社会、トレンドを先取りし、自社事業に活かす組織の土壌作りを行っています。
日常の素材から
架空の惑星を見つけるツール
制作:koseko books|小瀬古文庫
身近な日常から架空の惑星を発見する「惑星発見器」。一見すると謎のディスク状のプロダクトですが、素材に「惑星発見器」をかざすことで、表面が惑星に見立てられます。
このように、新しい視点を”引き出す”ような、ワクワクするツールや学びの機会を、クリエイターともに設計し、本プログラムに導入しています。
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プロトタイピング
頭の中のアイデアをすばやくプロトタイピングするための手法を学びます。ただやり方をなぞるだけでなく、短い時間で、チームメンバーとともに議論し、効果的なフィードバックを得るための”文化の醸成”を目的としています。
Day1レポート記事/“バイアス”を外し、現状維持を打破せよ!-サーキュラーエコノミーへのシフト- -
コ・デザイン(共創のデザイン)
「コ・デザイン」とは、作り手であるデザイナーや専門家だけでなく、利用者や利害関係者である使い手が積極的に関わりながら、一緒に手を取り合い、共創しながらモノ・コトをつくる手法です。利用者・消費者視点の開発や企画力の要となる”デザインの態度”を学びます。
Day3レポート記事/脱バイアスへの挑戦③ 捨てない選択に“リ(再)・デザイン”する -
フィールドリサーチ
本人自身も気付いていないような、言語化できていないニーズやインサイトを知り、顧客と製品・サービスを結びつける「ユーザーインタビュー」を実践。見落としがちな”外部の視点”を学びます。
Day2レポート記事/脱バイアスへの挑戦② 前編 “天然”醸造に学び、「ステークホルダー」を俯瞰せよ! -
アクタントマッピング
人間中心から”環境配慮型”にリ・デザインするため、人間および人間以外のステークホルダー(アクタント)に共感するためのワーク。製品やサービスに関わる直接的なアクタントと、間接的なアクタントをそれぞれマッピングし、具体の行動・活動プランを考えていきます。
Day2レポート記事/脱バイアスへの挑戦② 後編 “天然”と”人工”とは?「アクタントマップ」で周りを俯瞰せよ! -
サーキュラー・デザイン
グローバル化や環境対策など、100年に一度の大きな産業構造変化が迫ってくるのに伴い、企業の生き残り戦略が大きな課題となっています。そんな、正解のない”VUCA時代”に必要な戦略の一環として、サーキュラー・エコノミーを踏まえたデザインの在り方を学ぶことで、時代に適した”広い視野で発想する力”を習得していきます。
Day4レポート記事/脱バイアスへの挑戦④ 実践!循環をテーマにFabCafe Nagoyaと共創するには?
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発表・フィードバック
手を動かし、多様な視点を学び、施工してきたプログラムの集大成として、講評会で締めくくります。これまでの手法をおさらいするだけではなく、社員のパフォーマンスを向上させるのに欠かせない”心理的安全性”が担保されたチームづくりを学びます。
Day5レポート記事/脱バイアスへの挑戦⑤ 最終回 共感が波及する未来へ…
田澤電材株式会社 代表取締役社長 田澤太郎さん
初回から度肝を抜かれたというか、新しい気づき、 刺激の連続。自分の意見やアイデアをどんどん言葉にし、かつプロトタイピングで形にしていく。それは普段、与えられた課題に対して答えを正しくスピーディーに出すのを是としている私たちにとって、全く異質の体験でした。
Day2のフィールドワークで訪れた小田商店さんでは「五感を研ぎ澄ませて観察すること」の大切さを学びました。現状維持バイアスを外す以前に、 そもそも私は日頃から物事をちゃんと観察していなかったのに気づかされたのです。「今のままではいけない」と思いながらも、数字をただ漫然と見て時間を過ごしていた。本質的な問題は私自身 の中にあったのだと衝撃を受けました。お客さまや社会が何を望んでいるか。その問いを原点にしてつねに広い視野で物事を観察し、生まれたアイデアを実行していく繰り返しの先に、結果として変革があるのでしょう。
今回のプログラムを機に、 大切な一歩を踏み出せた気がします。この喜びや ワクワク感を他の社員にもぜひ味わって欲しい。 「バイアス破壊ツアー」と題した社員旅行もおもしろいかもしれません。 胸襟を開いてディスカッションし、互いに切磋琢磨した淺沼組さん、名古屋樹脂工業さんとの絆も財産です。
プログラム終了後も交流を続け、チャ ンスがあればビジネスを共創するパートナーになりたいと考えています。
名古屋樹脂工業株式会社 取締役 伊藤聡志さん
当社が抱えている経営課題はまさに「現状維持バイアス」です。樹脂分野において、シート成形はどちらかというとニッチで、競合もそれほど多くありません。ゆえに進化や新しいチャレンジに対して消極的な傾向があります。「この素材はこういうもの」「こういう用途にしか使えない」、い つの間にか根付いた固定観念をなくして、樹脂の可能性を追求できる会社にしていきたい。そんな思いで、私を含めた次世代リーダーが毎月開いて いる「戦略会議」という社内ミーティングのメンバーから、プログラムへの参加者 3 名を選定しました。
今回の経験を通して、彼らには自由に発想し表現することや、外部の方々とつながる楽しさを体感してほしいと思っています。そして、名古屋樹脂工業を一緒にどんどん良い方向へアップデートしていきたい。当社は今、小牧事業所の建て替えを計画していて、それを機に働き方改革を推し進めていこうと考えています。新社屋には、社員同士の交流が生まれるカフェスペースをつくろうとか、席を固定しないフリーアドレス制を導入しよ うとか、いろいろなアイデアを練っていますが、 私の中にもバイアスは存在するし、自分だけでで きることには限界がある。だから、戦略会議のメ ンバーと一緒に未来を描いていきたいんです。
目標は、10年後に社員みんなが誇れるような会社になること。働きやすい環境が整い、誰もがやりたいことに挑戦できる風土・文化が醸成されれば、 時代が変わってもお客さまや社会から必要とされ続ける。そう信じて、これからも人材をキーポイントにした活動に取り組んでいきたいと思います。
こんな課題感や期待をお持ちの企業にオススメ
- 組織課題の一つである”バイアス”を外すきっかけがほしい
- 既存ビジネスに囚われず、改革・改善を主体的に行える組織のキーマンやチームをつくっていきたい
- 部署横断のプロジェクトチームを作り、 縦割りを脱したい
- 人材=資本だと捉えており、会社の未来先を担う”主体性ある社員”を教育していきたい
- これまで行ってきた組織改革や社内ワーク、ブランディングがうまくいかず、従来のやり方ではない手段を探している
- 創造ある建設的な考え方やデザイン思考を実践的に学び、未来の産業や社会、トレンドを先取りし、新規事業開発などの自社事業に活かしていきたい
- 若者やクリエイターたちのリアルな声を聞き、互いに思いや価値観を共有しあえる場を持ちたい
- 新たなに外部のコネクションや地域とのつながりがほしい