Column
2017.6.22
FabCafe編集部
2017年5月、FabCafeがプロデュースする“Fab Space” がマレーシア、クアラルンプールにオープンしました。FabCafeは2012年3月にオープンして以来、台北、バンコク、バルセロナ、トウルーズ、ストラスブール、シンガポールとそのネットワークを広げています。
そんなグローバルなFabCafeのネットワークを活用して、どんなことができるのか。いくつか事例を紹介します。
FabCafeを利用した、海外マーケットのスマートなリサーチ
自社の製品やサービスの海外展開を考えるときに、海外のマーケットリサーチは欠かせないですよね。でも、多額の費用をリサーチを行うのは敷居が高い。
そんなときにFabCafeのネットワークはオススメ!
リアルな場所と現地のクリエイティブなコミュニティに通じているからこそできる、スマートなマーケティングリサーチが可能です。
△クアラルンプールのナイトマーケットと、Bukit Bintangの中心部
多民族国家 マレーシア
一年中温暖な気温、深夜まで街を行き交う人々にカオスなトラフィック。まさにアジア!という感じのクアラルンプール。
マレーシアの国教はイスラム教ですが、マレー系の他に華僑も多く、インド系(歴史的な背景から多くは南インド系)の住人も多く、多様なコミュニティが存在。
そんなマレーシアにオープンしたFab Space、場所はISETAN The Japan Store。”日本”をテーマに伊勢丹がフルリニューアルしたストアの3Fに位置しています。場所はクアラルンプールでも有数の繁華街のひとつ、Buket Bintangに位置します 。
△ISETAN The Japan Store. フルリニューアルされた店内。3Fは”学び”をテーマとしたフロア構成で、東屋(あずまや)が建ち並ぶ。
今回マレーシアでワークショップを開催していただいたのはアイデアスケッチさん発のフォントブランド、『真四角』
『真四角』は江戸文字の一つ『各字』にインスパイアされてはじまった、江戸時代の美意識を現代に映すプロジェクトです。
ロゴタイプ・プロダクトデザイン・建築などに馴染む「洗練され・親しみのある」タイポグラフィを発表されています。
今回のワークショップではアジアにおける真四角のマーケットリサーチのために、プロダクトの販売と、2日間のワークショップを開催しました。すぐにワークショップやイベントを開催できることもリアルな場所をもつFabCafeのネットワークの強みです。
現地の人たちに人気だったのが、その場で自分の名前を真四角フォントで作成できるサービス。現地の反応をじかにリサーチし、彼らがどういう反応をするのか、どういった漢字をつかう名前が多いのか、それをどんな風に意味を持たせて説明してあげるのか。日本で行うワークショップでは得られない、現地に住む人々の反応をじかに探れるのがポイントです。
ワークショップはレーザーカッターを利用して、好きな文字を升に彫刻できるというサービスを展開。これが予想以上の大人気!老若男女問わず多くの方に楽しんでもらえました。なんと1人で13個もの升を買って帰るお客さんも。こういう買い方も日本ではなかなかありませんよね。結果、ワークショップは目標を大きく上回る成果を得ることが出来ました。
意外とサクッと行けちゃいます。さらに足を伸ばしてシンガポールやバンコクへ!
東京からクアラルンプールまでは往復4万円程度。宿も数千円なのでだいぶリーズナブル。日本との時差も1時間。さらに、うまく日程を組めばFabCafeシンガポールやFabCafeバンコクのツアーも組めます。Air AisaなどのLCCを使えばクアラルンプール→シンガポールは4000円くらいで行けちゃいます。
FabCafe Singapore
△FabCafe Singapore
立地はなんとマリーナベイサンズの真横、サイエンスミュージアムの1Fという最高の立地。
FabCafe Bangkok
FabCafe Bangkokも、Kuala LumpurやSingaporeから2時間程度で到着出来る距離。
本店となるFabCafe Bangkokは今注目のエリアAriに2015年1月オープン。おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶレジデンスエリアにあります。また1軒屋を使った店舗なので、イベントやワークショップとして使えるスペースも豊富。庭もとっても広いんです。
外国人やファミリーの来店が多く、現地の大学とコラーボレートしたプロジェクトも多数実施しています。
△FabCafe Bangkok
BTCのAri駅から徒歩範囲です。
FabCafe x TCDC
FabCafe Bangkokは5月5日にTCDC(Thailand Creative & Design center)とコラボレーションスペースをオープン。市内の中心地、チャオプラヤ川沿いの元郵便局をリノベーションした施設の中にFabCafe x TCDCをオープンしました。
TCDCにはプロフェッショナルやフリーランスのクリエイターたちや、学生たちが毎日多く来場。エキシビジョンはもちろん、インキュベーションスペースや、ライブラリー、マテリアルコネクションなどの施設を利用しています。
その中に出来たFabCafeはプロフェッショナルなユーザーを対象にした施設。機材はもちろん、コワーキングスペースとしても、エキシビジョンスペースとしても利用出来ます。
△TCDC(タイランドクリエイティブ&デザインセンター)とコラボレートした新しいスペースもオープン!
2017年中にはFabCafe Monterrey(メキシコ)とFabCafe Bostonもオープン予定。
ぜひFabCafeのグローバルなネットワークを利用してくださいね!
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FabCafe編集部
FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。
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