Event report

2024.4.20

新たな循環やものづくりが生まれる場を目指した「Hidakumarket」を開催しました。

ライフスタイルを彩るもの・ことを介して、子どもから大人までの多様な人々がつながることで、新たな循環やものづくりが生まれる場を目指した「Hidakumarket」をFabCafe Hidaで開催しました。
当日は、12組の出店者が集結し、およそ100人以上の地域内外の皆さんが、お買い物や食事を楽しみました。第一回目となる今回は、冬が終わり新しい生活に向かうこの季節に、今まで大切に使ってきたのに出番がなくなってしまったものや、思いのある品を次に必要としている方へつなげるフィンランド発のアップサイクル・カルチャー・イベント”クリーニングデイ”として開催しました。
この記事では、そんな「Hidakumarket」の様子をたくさんの写真とともにお届けします。「Hidakumarket」は今後不定期で季節やテーマに合わせた企画を実施します。来月は5月26日(日)に開催予定で、詳しくは後日FabCafe HidaのWebやSNSで公開しますのでチェックしてくださいね。

※2019年に開催したクリーニングデイのレポートはこちら

【イベント概要】
■日時:2024年3月23日(土)10:00-16:00
■場所:FabCafe Hida
■出店者:
   cochicca「子供服、雑貨」
   himeshala「美濃焼タイルのアクセサリー」
   住職書房「テーマに沿った選出の本」
   RiRiN「陶芸作品」
   藍花珈琲店「焼き菓子、オリジナル小物」
   MOTHER’S HOUSE「ベーグル、その他焼き菓子」
   奥原家「フリマ」
   あさじろう「クラフト作家」
   もずく「石とフリマ」
   オータム吉日「スパイスカレー、古道具」
   飛騨職人生活「雑貨など」
   山際商店「フリマ」

当日は、朝から雪が降りました。ガラス張りのファサードからみえる中の賑わいに「何かイベントですか?」と入って来られる観光の方やご近所さんも。

飛騨市の都竹市長さんもご来店くださり、各出店者との交流や買い物を楽しまれました。

3月末には、飛騨から別の地へ引っ越されるもずくさんは、フリーマーケットとして参戦。ご自身の活動の作品も販売されました。用意してきたものが、半分以上お嫁にいきました!と嬉そうでした。出店ブースもオリジナルティがあって購買欲をそそられました。

おしゃれなデザインの洋服がたくさんあって、選ぶのが楽しいcochiccaさんのブース。子供服から、大人の服まで幅広いサイズ展開で「これどうかな?」とご友人同士で来店のお客様が選びあったりする姿もあり、またプレゼントに選ばれてる方もいらっしゃいました。

奥原家さんは、2019年開催のクリーニングデイにも出店してくださり、なんと飛騨で初めてクリーニングデイを始められたお二人です。今回も個性豊かでセンスの良い小物たちがたくさんありました。

あさじろうさんのブースは、便利グッズやおしゃれな手作りの小物がバラエティ豊かにたくさん陳列されてました。子供服などを販売していたcochiccaさんと交流される場面も。終始笑い声が絶えない賑やかさでした。

老舗喫茶店ならではの趣も漂う藍花珈琲さんのブースでは、自家製の焼き菓子やドリンクを販売されていました。FabCafeにはないラインナップのメニューが味わえてスタッフも嬉しそうでした。

カレーもビンテージ小物が人気だったオータム吉日さん。お子さんと一緒に出店されました。カレーも多くの方に大好評でした。

土が持つ質感の美しさや大らかさを活かした表現に取り組んでいるRiRiNさんの作品は、購入された方が、その後Instagramで活用を投稿している様子が多数見られ、マーケットでの交流から日常の楽しみが増えたのではないかと嬉しい気持ちになりました。

飛騨市に移住されたばかりのご夫婦「山際商店」さんも、フリーマーケットとして出店。ご自身で制作された什器を使い販売されました。

 

玄関入ってすぐの小上がりに出店してくださった、住職書房さんとhimeshalaさんもゆっくり選びたくなる商品がたくさん並びました。思わず座り込んで話してしまうお客様も。

人気ぶりが伺えるマザーさんのブースには、たくさんのベーグルやマフィン、焼き菓子が並びました。購入者が、カゴに入れて購入するスタイルも「どれにしようかな〜」と迷いながらみなさん楽しそうに購入され、ほぼ完売されてました。すごい!

森のクリエイティブディレクターの黒田は、今まで様々なイベントで実施してきたクロモジの枝を使用した綿飴作り体験ブースを。お子さまから大人まで大人気でした。

森のプランナーの江上は、自作のオブジェや、小物などを販売しました。ぼぼ完売という人気ぶり!様々な樹種の広葉樹をレーザー加工したスティックは、お酒に漬け込むと香りがうつるというプロダクト商品。今後の展開が楽しみです。fabディレクターの堀之内は、あさじろうさんとコラボレーション企画を担当。レーザーカッターマシンを使いネームプレートを作成しました。あさじろうさんは、これまでも、FabCafe Hidaのマシンセルフ利用で、レーザーカッターを使いこなし日々精力的にものづくりを楽しまれています。

 

今回、初めての開催だった「Hidakumarket」は、FabCafe Hidaがこの弍之町で、もっと町にひらけた場所になるようにと願いを込めて企画しました。2019年に開催したクリーニングデイは、小さなお子さんから大人までたくさんの人で賑わう姿が印象的でした。コロナ後なかなかそのようなイベントを開催することができなかったのですが、またあの光景がこのFabCafe Hidaで見ることができたらと開催することに。当日は、観光客も地元の方も、出店者さんもヒダクマメンバーも、FabCafe Hidaというひとつの空間に集い、それぞれの過ごし方で楽しむ姿が見られました。

出店してくださった飛騨のみなさんや、近所の西村先生は、この日の為に綺麗なお花を生けて、たくさんのご友人の方にチラシを配り宣伝してくださったりと、改めて、地域の方に支えていただいて、この弍之町でFabCafe Hidaという場所を維持できいるのだと再認識しました。今後もFabCafe Hidaが、飛騨での地域の交流の場のひとつとして、またより良い暮らしを考える大切な機会を作ることができたらと考えています。

次回予告

第二回目となる次回は、新緑が気持ちのいい5月26日(日)に開催します!
詳細は、随時お知らせします。お楽しみに。

Author

  • 伊藤 優子

    FabCafe Hida/Hidakuma 森のコミュニケーター

    1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。

    1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。

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