Column
2016.1.31
FabCafe編集部
1月25日に発売されたばかりの、オリジナルプリントができる手づくり名刺ケースキット「旅するカードケース」、おかげさまでたくさんの反響を頂いています。
「実際にどうやってつくるの?」「難しくない?」ということが気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今日は、イラストレーターの村田エリーさんが実際にカードケースをつくった様子をレポートします。村田さんは「旅するカードケース」のリーフレットなどのイラストを描いてくれています。
「旅するカードケース」5つのステップ!
まずは、村田さんのイラストでカードケースの作成手順を確認しましょう。デザインは、店頭のiPadで手描きもできますよ。
今回、村田さんは「マンモスにく子」というオリジナルキャラクターの名刺ケースをつくります。
上のキャラクターが「マンモスにく子」。果たして、どんなカードケースが完成するのでしょうか?
革にUVプリント
はじめに、UVプリンターで革にデザインを印刷します。
イメージでは、下のような感じに仕上がる予定です。茶色の部分は革の「地の色」を活かします。レモンや文字の部分は色をきれいに見せたいので、下地に白をプリントした上に、カラーをプリント。
*ちなみに、データ上では白を塗る部分とカラーをプリントする部分をかならずレイヤーを分けておく必要があります。塗り足しも1cmずつ用意しておくと安心です。
さあ、いよいよUVプリント。
FabCafeでは、マシンの動く様子を間近で見ることができます。村田さんも真剣な表情で見つめます…!!!
「大丈夫かな〜?」
データ通りにきれいにインクが載っているの、見えますか? 次はカラーをプリントします。
プリンターがUVの青い光でインクを固めていく姿は、なかなかかっこいいです。
プリント完了! さすがUVプリンタ、きれいにプリントされています。マンモスにく子ちゃんもかわいい!!
さあ、手縫いタイム
マシンの次は「人の手」による仕事です。はりきっていきましょう!
革を縫うには、2本の針を使います。糸の色を選んだら、糸の両端に針を通して左右交互に縫い進めます。
糸が緩まないように、しっかりと左右の糸を締めながら縫うべし、縫うべし。集中、そして無言。
1時間弱ほど縫い進めたところで、最後に返し縫いで糸を留め、ギボシ(留め具)をつけたら…
できた! ピカピカのオリジナル名刺ケース。
正真正銘のオリジナルデザインの名刺ケースが、プリントから完成まで1時間半程度でできあがりました。
「名刺交換するフリしてください!」というスタッフの声に、はずかしそうに応えてくれる村田さん。やさしい。
「きれいにできて、うれしい!」と感想を言ってくれた村田さん。ご協力ありがとうございました!!
次はあなたも、レッツトライ!
名刺デザインにこだわるひとは、これからは名刺ケースのデザインにもこだわりたいですね! オリジナルプリントのカードケースが手作りできる「旅するカードケースキット」は、FabCafe Tokyoで販売中です。
キットの詳しい情報について、ぜひこちらのページも参照してください。
「旅するカードケースキット」
・価格: UVプリント込み 7,800円 / カットのみ 6,000円(税抜)
・キット内容:
革 1枚、針 2本、糸 2色、ギボシ 1個
*当日ご来店で加工できるDrop-inも利用可能ですが、事前のご予約がおすすめです。
*価格にUVプリント、レーザーカットのサービス代金を含みます。
*別売りで革のお手入れセットもご用意しています。店頭スタッフにおたずねください。
・制作時間(目安):約45分(デザイン作業時間を除く)
そして、なんと村田さんの「マンモスにく子」カードケースのデザインデータは、「旅するカードケースプロジェクト」のページでダウンロードできます! みなさんもぜひ、「マンモスにく子」カードケースをつくってみてくださいね。
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FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。
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