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2020.11.9

FabCafe Hidaで縄文気分!? 3Dプリンターを使ったものづくりや食、展示で楽しむ石棒イベント

星野概念さんが心の観点から飛騨の石棒を語るトークイベントも開催!

堀之内 里奈

FabCafe Hida マネージャー・Fabディレクター
飛騨の森でクマは踊る 森で事業部

縄文時代の祈りの道具である「石棒」。飛騨市宮川町にある塩屋地区では、その石棒が 1,074本出土されており、おそらく全国で一番石棒が出土している、石棒の聖地とも言われています。
2020年11月10日から11月23日の間、オンラインとオフラインで石棒の聖地をめぐり体感するイベント「Go To タイムスリップ〜文化財からサステナブルを考える〜」が、飛騨みやがわ考古民俗館とFabCafe Hidaで開催されます。このユニークなイベントを主催するのは、飛騨の縄文文化を発信する「石棒クラブ」。期間中、オンラインイベントや、飛騨みやがわ考古民俗館でのスペシャルツアーなど、石棒という謎に包まれた縄文石器を様々な角度から考察し、楽しむことができます。

その関連企画としてFabCafe Hidaでは、石棒を楽しむ様々なコンテンツをご用意。この記事では、そのラインナップをご紹介します。

石棒クラブとは?

2019年3月に岐阜県飛騨市で誕生したプロジェクト。石棒の聖地である飛騨みやがわ考古民俗館という場所を舞台としていかにして関係人口を増やしていけるかという地方創生のチャレンジングな試みに挑戦しています。更には飛騨市なりに小規模ミュージアムのあり方を示すことを目指しています。
「石棒クラブ」Webサイトはこちら

『縄文時代の飛騨を感じるスペシャルカフェメニュー』

飛騨の縄文時代をイメージして開発した、牧成舎の牛乳とエゴマを使った縄文ミルクと、石棒をイメージした特製のビスコッティを期間限定でお楽しみいただけます。

■ 提供期間:11/12(木)~11/22(日)10:00~17:00(ラストオーダー 16:30)
■ 場所:FabCafe Hida

期間限定Fabサービス「3D石棒プリント」

飛騨市教育委員会がデータ化した飛騨宮川の石棒の3Dデータ。好きな形の石棒データを選び、好きな色のフィラメント(透明、グレー、ピンク、紫等)で出力できます。

■ 提供期間:11/12(木)~11/22(日)10:00~17:00(ラストオーダー 16:00)
■ 場所:FabCafe Hida
■ 参加費:2,000円(税抜き)
■ 所要時間:約1時間
>Fab予約・サービスの詳細はこちら

小さな石棒ミュージアム@FabCafe Hida

期間中はFabCafe Hida店内で石棒の原石を常設展示しています。
実際の石棒原石や3Dプリントした石棒のサンプル、石棒関連資料をご覧いただけます。

■ 提供期間:11/12(木)~11/22(日)10:00~17:00
■ 場所:FabCafe Hida
■ 参加費:無料

トークイベント
「文化財×テクノロジー講座&クロストーク 石棒を3D化することの未来」

考古学とテクノロジー、一見矛盾するように感じるこの2つ。
しかし実は非常に密接につながっているのです。文化財3D化の第一人者である野口淳先生をお迎えし、「文化財の3Dデータ化と公開の価値と可能性/縄文×テクノロジー」をテーマに大充実の90分をお送りします。考古学の未来を一緒に考えませんか?

ゲスト

野口 淳(のぐち・あつし)
NPO南アジア文化遺産センター理事・事務局長
専門は考古学(日本と南アジアの旧石器時代、3D計測、情報処理)
明治大学大学院博士後期課程単位取得退学、著書に『武蔵野に残る旧石器人の足跡 砂川遺跡』新泉社、『イスラームと文化財』新泉社(共編著)など。最近の研究活動は、パキスタン・シンド州での新石器時代~インダス文明期の遺跡の発掘調査(COVID-19で中断中 )、旧石器時代の石器の〈かたち〉を3Dで解析する、考古学のための情報処理・データサイエンスの普及(オンライン講座・サロンを開催してます) など。趣味は、考古学、子どもと出かける、読書(おもに漫画)。

三好 清超(みよし・せいちょう)
飛騨市教育委員会文化振興課係長(学芸員)
1977年2月大阪市生まれ、2児の父。2000年奈良大学文学部文化財学科卒業後、神岡町役場(現飛騨市役所)に入庁。富山大学大学院修了。飛騨市内にある文化財の保存と活用について精力的に活動。飛騨市文化財の歴史的解明及び価値認識のための調査・研究をする傍ら、市民に文化財へ親しみをもってもらうために保育園での土器づくり体験や出前講座を行っている。現在は杉崎廃寺や姉小路氏城館跡の国史跡の指定を目指し調査を続けており、石棒クラブでは、飛騨みやがわ考古民俗館を舞台にチームの中心となって活動している。

■ 日時:11/20(金) 19:00-20:30
■ 場所:FabCafe Hida
■ 定員:先着15名
 *オンライン参加[YouTube配信]は人数上限なし
■ 参加費:無料
*オンライン参加も無料
*会場ではキャッシュオンでFabCafe Hidaのドリンクをお楽しみいただけます。
■ お申込み:
 FabCafe Hidaへご連絡、またはPeatixからお申し込みいただけます。(定員に達し次第受付終了)

・FabCafe Hidaへお電話、InstagramのDM、Facebookのメッセージ、メールからご予約の場合はこちら:

  TEL: 0577-57-7686 Mail: info.hida@fabcafe.com
  Facebook: https://www.facebook.com/fabcafehida/
  Instagram: https://www.instagram.com/fabcafehida/
  *ご予約時に、イベント名・お名前・人数・連絡先(お電話番号)をお知らせください。

・Peatix(「続きを読む」からイベントの詳細をご覧いただけます。)
 https://sekiboclub-gototimeslip.peatix.com/

 ■ 主催:石棒クラブ
 ■ 協力:FabCafe Hida

トークイベント「飛騨の石棒夜話」

秋の連休中の日曜日の夜にトークを配信。会場であるFabcafe Hidaご参加の15名様はゲストのみなさんと一緒に、縄文カレーを食べたりお酒を飲んだりしながら、お話を聞いていただくこともできます。トークテーマは普遍的な人のこころや営み、身の回りの資源。飛騨みやがわ考古館の「石棒」について、これまでの考古学の考え方だけではない観点から掘り下げてトークします。
特別ゲストにお迎えするのは、今年はじめて飛騨市を訪れてすっかり魅了され、すでに何度か通っている精神科医でミュージシャンの星野概念さん。飛騨市を訪れるたびに訪ねるお友達のやわい屋の朝倉さんとヒダクマの松本さんもゲストに迎え、それぞれの専門分野である、こころ、音楽、民藝、暮らしと営み、森、ものづくりの多様な見方で、縄文の人たちと石棒に思いを馳せながら、いまを生きる私たちにも通じる、働くこと、祈ること、個人の営みと集団のあり方などを、自由気ままにおしゃべりします。

ゲスト

星野 概念(ほしの・がいねん)
病院勤務の精神科医。執筆や音楽活動も行う。雑誌やWebでの連載のほか、寄稿も多数。音楽活動はさまざま。著書に、いとうせいこう氏との共著『ラブという薬』(2018年2月)、『自由というサプリ』(2020年4月)がある。

朝倉 圭一(あさくら・けいいち)
やわい屋店主
岐阜県高山市出身。1984年生まれ。24歳の時、愛知県よりUターン、地元企業に就職。30歳の時、解体される予定の古民家を譲り受け同市内に移築。2016年より民藝の器を扱うセレクトショップ【やわい屋】を同古民家にて開業。翌年、屋根裏を改装した古本屋【やわいや書店】を開店。

松本 剛(まつもと・たけし)
株式会社トビムシ/株式会社飛騨の森でクマは踊る代表取締役COO
環境事業会社を経て、2009年、株式会社トビムシに参画。2015年、岐阜県飛騨市に飛騨市と株式会社トビムシと株式会社ロフトワークで官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立、取締役就任。2019年より現職。カレー好き。

三好 清超(みよし・せいちょう)
飛騨市教育委員会文化振興課係長(学芸員)
1977年2月大阪市生まれ、2児の父。2000年奈良大学文学部文化財学科卒業後、神岡町役場(現飛騨市役所)に入庁。富山大学大学院修了。飛騨市内にある文化財の保存と活用について精力的に活動。飛騨市文化財の歴史的解明及び価値認識のための調査・研究をする傍ら、市民に文化財へ親しみをもってもらうために保育園での土器づくり体験や出前講座を行っている。現在は杉崎廃寺や姉小路氏城館跡の国史跡の指定を目指し調査を続けており、石棒クラブでは、飛騨みやがわ考古民俗館を舞台にチームの中心となって活動している。

小林 遼香(こばやし・はるか)
石棒クラブ
1995年4月兵庫県生まれ。2020年1月から岐阜県飛騨市ファンクラブの広報PR担当をきっかけに石棒クラブに参加。石棒オンラインミュージアム、オンラインクイズなど企画運営。石棒クラブのアイディア担当。石棒クラブメンバーとしての個人的な展望は石棒クラブのグッズ開発。


■ 日時:11/22(日) 19:00-21:00
■ 定員:先着15名
 *オンライン参加[YouTube配信]は人数上限なし
■参加費:3,000円(縄文カレーと縄文ドリンク付き、キャッシュオンでお酒等の追加オーダー可能)
 *当日は現金をご持参ください。
*オンライン参加は無料(近づいてまいりましたらURLをご案内します)
*会場ではキャッシュオンでFabCafe Hidaのドリンク&フードもお楽しみいただけます。
■ お申込み:
 FabCafe Hidaへご連絡、またはPeatixからお申し込みいただけます。(定員に達し次第受付終了)

・FabCafe Hidaへお電話、InstagramのDM、Facebookのメッセージ、メールからご予約の場合はこちら:

  TEL: 0577-57-7686 Mail: info.hida@fabcafe.com
  Facebook: https://www.facebook.com/fabcafehida/
  Instagram: https://www.instagram.com/fabcafehida/
  *ご予約時に、イベント名・お名前・人数・連絡先(お電話番号)をお知らせください。

・Peatix(「続きを読む」からイベントの詳細をご覧いただけます。)
 https://sekiboclub-gototimeslip.peatix.com/

■ 共催:石棒クラブ、飛騨みやがわ考古民俗館(飛騨市教育委員会)
■ 協力:飛騨市ファンクラブ、FabCafe Hida、くにたち郷土文化館、佐久考古学会

「Go To タイムスリップ〜文化財からサステナブルを考える〜」のイベント詳細は、こちら

ご宿泊のご案内

FabCafe Hida ご宿泊プラン
FabCafe Hidaのゲストハウスルームにお泊まりいただける「Go To タイムスリップ〜文化財からサステナブルを考える〜」期間限定の特別宿泊プランです。
1日限定3組 (*定員になり次第受付終了)
1泊2日お一人様 5,000円+税  (朝・夕食なし/お部屋のみ)
 *飛騨市「宿泊応援キャンペーン」割りを適応した場合の料金です。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

宿泊スペースについて
◼️ 部屋タイプ:個室
◼️ ファシリティ:バスルーム・トイレは共同(シャワールーム2つ、シャワー付き浴室1つ、洗面台2つ、洗濯機1台)
◼️ アメニティ:小タオル、バスタオル、シャンプー、リンス、ボディーソープ、Wi-Fi、共有スペース(翌朝 9:00までご利用可能  ❇︎9:00〜清掃に入らせていただきます。 ❇︎10:00〜Cafe Open)
◼️ チェックイン: 16:00~19:00 / チェックアウト: 11:00
◼️ ご予約:
ご宿泊のご予約は、info.hida@fabcafe.comまで下記事項をご記入の上、お知らせください。
・ご宿泊される方のお名前
・ご宿泊日
・チェックインの予定時刻
・人数
・住所
・当日の連絡先
・個室/相部屋のご希望の有無
・そのほかご質問・ご要望など

寝室 (寝床はお布団タイプ)

シャワールーム / お風呂 / 洗面台

 

【FabCafe Hida利用について大切なお願い】

FabCafe Hidaでは、お客様に安心してご利用いただくための新型コロナウイルス(COVID-19)対策を実施しております。マスクの着用、入店時の手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保など安全対策にご協力をお願いいたします。
https://hidakuma.com/blog/20200703_info/

 

皆様のご参加、お待ちしております!

Author

  • 堀之内 里奈

    FabCafe Hida マネージャー・Fabディレクター
    飛騨の森でクマは踊る 森で事業部

    飛騨古川出身。飛騨市内の飲食店や奥飛騨温泉郷で仲居の経験があり、接客を活かしながら飛騨とものづくりに関わる仕事がしたいと2016年11月にFabCafe Hidaにジョイン。仕事を通して木工やFabを経験。地域に寄り添いながら、FabCafe Hidaを訪れる方々に飛騨のさまざまな魅力を楽しく、わかりやすく伝えることを目指しています。Diversity on the Arts Project 5期生。京都芸術大学 通信教育部 洋画コースに在学中。森の地衣類の色が好き。

    飛騨古川出身。飛騨市内の飲食店や奥飛騨温泉郷で仲居の経験があり、接客を活かしながら飛騨とものづくりに関わる仕事がしたいと2016年11月にFabCafe Hidaにジョイン。仕事を通して木工やFabを経験。地域に寄り添いながら、FabCafe Hidaを訪れる方々に飛騨のさまざまな魅力を楽しく、わかりやすく伝えることを目指しています。Diversity on the Arts Project 5期生。京都芸術大学 通信教育部 洋画コースに在学中。森の地衣類の色が好き。

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