Column
2021.7.30
FabCafe Nagoya 編集部
2020年10月から、毎週木曜日の朝に開催しているGood Morning Yogaは、FabCafe Nagoyaの朝に欠かせないものとなっている。第一回からはや8ヶ月、これまでに累計150名の参加いただいた。芝生が青々と育ち、さわやかなヨガにぴったりの季節となった梅雨明けのこのタイミングで、一度これまでのヨガイベントの歩みを振り返ってみよう。
FabCafe Nagoyaオープン企画として誕生
朝ヨガ企画は、FabCafe Nagoyaの店舗がオープンする前、8月半ばに立ち上げられた。企画を主導していたのは、FabCafe Nagoyaのインターンである魚住。FabCafe Nagoyaが久屋大通に店を構えるにあたり、美しい芝生の景観を活用しながら、地域の皆様との交流や、お仕事前のサラリーマンの方に、気軽に身体を整える機会を作って欲しいとの思いで始まった。講師は、南山大学に通う現役大学生でRYTヨガインストラクターの資格を持つmimi先生。初めてFabCafeから声がかかった時、彼女は即決でイベントへの参加を決めたという。
mimi「自分でヨガサークルをやっていたこともあったが、コロナウイルスの感染拡大によりできなくなった。このタイミングで同じ大学生(魚住)に声をかけてもらい、同世代の人と何かしたいと考えていた。またパークヨガが元々好きだったこと、幅広い層の方と繋がるきっかけにしたいと考えました。」
晴れの日は芝生でヨガをし、雨の日も北側の小上がりのエリアでヨガを行うことができる。そして、ヨガの後にはレモネードも楽しむことができる。FabCafe Nagoyaの景観と内装を生かし、人々が健やかになれる企画を、インターンと講師の二人三脚で作っていくこととなった。
ヨガ=つながりを生むこと
ヨガはサンスクリット語で“つながり”を表す言葉だという。心と身体の繋がり、自分と地球との繋がり、そして、人と人との繋がりも、ヨガという言葉に内包されていると捉えることができる。
これまで8ヶ月ヨガイベントを行う中で、講師のmimi先生やFabCafe Nagoyaが求めていた新しい層との繋がりを、日々垣間見ることができた。仕事前の同僚の方々が誘い合って参加したり、大学の休みを利用した学生さんがいたり、さらにはFabCafe Nagoyaまで1時間近くかかる遠方の方にもご参加いただいた。男女、世代問わず、ヨガという共通のコンテンツに人々が集い、コミュニティが生まれていった。
そして、このヨガのイベントの大きな特徴の一つが、参加者同士のコミュニケーションである。イベントが終わった後、mimi先生はほとんど毎回、参加者とコミュニケーションを取っていた。
mimi「私自身、おしゃべりが好きなんです笑。参加者のみなさんが、ただイベントに参加するだけでなく、同じ動きをして、共に汗を流してここでしか得られない繋がりが生まれていく。ただヨガの教室に参加する人としてだけでなく、フラットな関係性で話をすることで、それ以上の関わりができることがとても楽しいです。いまだにSNSで連絡をとっている参加者の方もいます笑」
参加者同士の交流もヨガイベントの楽しみの一つ。このイベントを通してできたご縁が、別の場所での繋がりになったという素敵なエピソードも参加者の方からいただいた。
自分の心地よさを探す
mimi先生は、その日のヨガの構成を、参加者の方をみながら決めている。初心者の方が多そうな日はベーシックなものを増やしたり、経験者の方が多い日はちょっと他のポーズにチャレンジしてみたり。その日の人々によって一番「心地よい」ヨガの形を自然に作り出しているという。
「ヨガって、よく『柔らかくないといけない』とか、『いっぱい伸ばさなければいけない』とか、いろんなことを考えて無理に身体を伸ばそうとする方がいるんです。でも、それって結局身体を痛めてしまい、ヨガを楽しめない原因になってしまう。大切なのは、無理のない、自分の心地よさを探してヨガを楽しむことなんです。」
綺麗なポーズを決めることが重要ではなく、自分の体と心の声に従い、心地よい状態を作り出す。ヨガの繋がりという言葉は、心地よいバランスでの心と身体の繋がりを作り出す営みでもあると言えるだろう。
つながりは”安らぎ”へ
イベントを続けていくことで、参加者にとっても、朝ヨガイベントが徐々に生活の中に溶け込み、安らぎに変わっていく瞬間を見ることができた。毎週参加してくださっている女性は「毎週木曜日のこの時間が日々の楽しみだと笑顔で話してくれた。また、新生児の子供連れのお母様がヨガに来てくださったことも。
「日々の中で、特にお母さんはなかなか自分の時間が取れなかったり、自分自身をゆっくり向き合う時間が取れなかったり、自分を見失ってしまうこともあると思うんです。そんな人に、このイベントを通して、少しでも自分と向き合い、心をリセットための時間を作っていきたいと考えています。」
この場から生まれる新しい繋がりが、安らぎへと変わっていく。その過程は、まさしくFabCafe Nagoyaの前に広がる芝生のように、柔らかく瑞々しいコミュニティが広がっていく、そんな可能性が、木曜日の朝から広がっている。
心と身体が繋がるYoga – Good Morning Yogaのこれから-
これからも、Good Morning Yogaは続いていく。続けることで生まれる関係と同時に、参加者の方々の声も取り入れながら、更なるイベントの進化にも取り組んでいく。過去には、参加者の要望に応えキャンドルナイトヨガを実施したこともある。
さらに、mimi先生はヨガを通して、より自分らしく心地よく生きていくための時間を作り出したいと語る。
「ヨガには、ただ身体を動かすだけでなく、生きていく上で大切な哲学があるんです。自分の幸せや、自分を認めること、日常生活において大切な気づきがたくさん詰まっています。この朝ヨガの時間から、身体を動かし、心を整え、自分の体と心、そして参加者の皆さんとの繋がりが連鎖していく、そんな機会をこれからもたくさん作っていきたいと思っています。」
名古屋の中心に位置するFabCafe Nagoya。都会の慌ただしさの中にも、自然とふれあい自分と向き合い、自分の心と身体、そして他者との交流、”繋がりとしてのヨガ”を体験できる時間が、そこにはある。
あなたも、朝からヨガでさわやかなひと時を過ごしてみませんか?
※夏期は天候や気温を考慮し、室内での開催となります。
(執筆:魚住晴香)
イベント概要
Good Morning Yoga -朝から芝生でさわやかヨガ-
開催日 : 毎週木曜日
開催時間: 8:00-9:00
参加費 : 1000円(レモネード付)
持ち物 : バスタオルorヨガマット、水
※当日は、動きやすい服装でお越しください。
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