Column
2015.10.19
FabCafe編集部
FabCafe TokyoのFabマシンに新たな仲間が加わりました!Roland DG社の光造形式3Dプリンター、ARM-10です。
ここで気になるのは光造形というキーワード。すでにFabCafeにある3Dプリンターとはどう違うのでしょうか。
光造形とは光硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させていく造形方式。
(http://www.rolanddg.co.jp/product/3d/3d/arm-10/feature.html)
3DモデルをCTスキャンのように輪切りにして、その一層一層の断面の形に紫外線を照射させて、積み上げて造形します。
FabCafeにすでにある熱溶解積層方式に比べて、より細かな造形や複雑な造形が可能なこと。 (最高解像度は、0.01mmと、熱溶解積層に比べて10倍の解像度が可能)
詳しい仕様はこちらからご覧いただけます。
http://www.rolanddg.co.jp/product/3d/3d/arm-10/spec.html
△ちなみにこちらはFabスタッフのカナオカがテストで造形したモデル。多孔質の表面が繊細に表現されています。
△光造形方式はいままでの熱溶解積層方式と比較してサポート材のつけ方や造形の角度のつけ方などのおもむきが異なります。造形する際に一層一層の断面積を考えたり、サポート材の考え方も違うので頭を切り替えないといけません。
△造形が終わったら、アルコールで洗浄します。安全メガネと手袋をして、さながら化学実験のよう。
△サポート材を除去してアルコール洗浄したらポストキュア。さらに硬化させます。
△完成!Fabスタッフ、サガラが設計中の家具、オカモチと椅子を組み合わせた”オカモチェア”のスケール模型です。
熱溶解積層では不可能な繊細な表現が可能なARM-10。今後実験を重ねて11月頃から皆様にお使いいただける予定。お楽しみに!
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FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。
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