Column

2023.11.8

【Coffee Magazine】ETHIOPIA – Yirgachefe – 「エチオピアのコーヒー:イルガチェフェ地域の風味とHeirloomの謎」

Yirgachefe
イルガチェフェ

FabCafe編集部

FabCafe Tokyoでは世界中の色々なコーヒー豆を、様々なロースターさんたちを通じて定期的にご用意しています。

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ETHIOPIA – Yirgachefe –

「エチオピアのコーヒー:イルガチェフェ地域の風味とHeirloomの謎」

完熟したパイナップルの甘酸っぱさの後に
ジャスミンや緑茶のような風味が口に残ります。

今回のコーヒーマガジンは、エチオピアのYirgachefe(イルガチェフェ)を特集します。
この地域はその名の通り、「湿地と草原」を意味する言葉からも分かるように、年間降水量が比較的多く、水源に恵まれた地域です
そんなイルガチェフェ地域とHeirloomの魅力をご紹介します。

「エチオピアのコーヒー:イルガチェフェ地域の風味とHeirloomの謎」

イルガチェフェ地域はエチオピアのシダモ地方に位置し、標高が約2,000mと高い場所にあります。この地域はその名の通り、「湿地と草原」を意味する言葉からも分かるように、年間降水量が比較的多く、水源に恵まれた地域です。この自然環境に加えて、1日を通しての寒暖差が大きく、肥沃な土壌が広がっています。これらの条件は、コーヒー栽培に非常に適しており、特にエチオピアのコーヒー生産において注目されています。

イルガチェフェで生産されるコーヒーは、通常、そのユニークな風味と香りで知られています。多くのコーヒー愛好家は、イルガチェフェのコーヒーがレモンやグレープフルーツなどの柑橘類の風味、花のような香り、そして透明感があると表現します。これは、この地域の特異な気象条件や土壌の影響を受けた結果であり、従来のコーヒーとは異なる個性的な味わいを持っています。

一方、エチオピアのコーヒーには “” と呼ばれる特別な品種が存在します。この “Heirloom” は野生のコーヒーノキから摘まれるコーヒー豆で、エチオピアのコーヒーに独自の個性と風味をもたらしています。この品種はエチオピアのコーヒーを特別なものにしており、その名前は非常に重要です。

なぜエチオピアだけが “Heirloom” という名前を使用し、その背後にはどんな理由があるのでしょうか?エチオピアのコーヒー品種は通常、コーヒーノキの特性や豆の大きさ、形、風味に基づいて分類されます。しかし、”Heirloom” は特別な存在で、その名前はエチオピアのコーヒーに特有の品種を指し示します。これらのコーヒーは野生のコーヒーノキから摘まれ、その背後には2つの主要な理由があります。

まず、エチオピアでは小規模農園が主流で、多くの農家は収穫に専念します。加工は別の施設で行われ、コーヒーが “Heirloom” としてまとめられるのです。また、多くの人々にとってコーヒー栽培は生計の一部であり、コーヒーノキは耐病性が高く、高収量であることが求められます。そのため、コーヒーノキは地域の条件に合わせて栽培され、 “Heirloom” として結びつけられることが一般的です。

エチオピアのコーヒー産業は “Heirloom” としてのコーヒー豆を中心に成長しており、最近では品種の均一性を強調する動きも見受けられます。この進化はコーヒー愛好家にとっても楽しみな展望であり、エチオピアのコーヒーの魅力が広まっています。コーヒー豆の多様性を楽しむ中で、イルガチェフェ地域と “Heirloom” 品種はエチオピアのコーヒーの魅力を象徴しています。

FabCafe バリスタ
赤坂 流偉

生産国

ETHIOPIA

生産地域 Wote Konga Yirgacheffe
標高 1,950m
精製方法 Natural
品種 Helrloom

焙煎

Cafe FUJINUMA
コメント

完熟したパイナップルの甘酸っぱさの後にジャスミンや緑茶のような風味が口に残ります。

 

  • CAFE FUJINUMA

    CAFE FUJINUMAは栃木県のJR小山西口から徒歩3分、メインストリートである「祇園城通り」沿いに2013年7月13日にオープンしたコーヒースタンドです。

    日々 美味しいコーヒーを求め研鑽を重ねるとともに、栃木の新しいコーヒー文化の発信地となれるよう皆様と一緒に楽しみながら成長したいと考えています。

    「こだわり」のオープンカウンターではスタッフとお客様だけでなく、隣に座った見ず知らずのお客様同士が他愛もない会話を楽しみ、様々なドラマが生まれることもしばしばです。ニューカルチャーを発信・交信する、そんな場を担う存在になれたら良いと願って営業しています。

    店主の やりたいこと・好きなこと が詰まっている空間。

    自分が本当にやりたくて、好きなものだから、真摯に向き合って創造し、提供できる。それらを形にした場所、それが Cafe FUJINUMA です。

    一人黙々と読書をする、友人と旅行の計画を立てる、カウンターでおしゃべりをする…。
    この空間の使用目的の決まりはありません。

    ぜひ、この空間であなたにとって大切なスローライフをお過ごしください。

    URL : http://cafefujinuma.com/

    CAFE FUJINUMAは栃木県のJR小山西口から徒歩3分、メインストリートである「祇園城通り」沿いに2013年7月13日にオープンしたコーヒースタンドです。

    日々 美味しいコーヒーを求め研鑽を重ねるとともに、栃木の新しいコーヒー文化の発信地となれるよう皆様と一緒に楽しみながら成長したいと考えています。

    「こだわり」のオープンカウンターではスタッフとお客様だけでなく、隣に座った見ず知らずのお客様同士が他愛もない会話を楽しみ、様々なドラマが生まれることもしばしばです。ニューカルチャーを発信・交信する、そんな場を担う存在になれたら良いと願って営業しています。

    店主の やりたいこと・好きなこと が詰まっている空間。

    自分が本当にやりたくて、好きなものだから、真摯に向き合って創造し、提供できる。それらを形にした場所、それが Cafe FUJINUMA です。

    一人黙々と読書をする、友人と旅行の計画を立てる、カウンターでおしゃべりをする…。
    この空間の使用目的の決まりはありません。

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    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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