Column
2017.9.13
FabCafe編集部
福祉×デジタルファブリケーションで渋谷ならではの”プロダクト”をつくりだすインクルーシブデザインプロジェクト「SHIBUYA “To Go”」の中間報告会を2017年7月23日に開催したので、その様子をレポートします。
今までの活動
- 福祉×デジタルファブリケーションで渋谷ならではの“プロダクト”をつくりだすインクルーシブデザインプロジェクト「SHIBUYA “To Go”」
- 「SHIBUYA “To Go”」 キックオフイベントレポート
「SHIBUYA “To Go”」 のキックオフから約1ヶ月。桑沢デザイン研究所の学生、施設のスタッフと障害のある方が共創しながら制作活動に取り組んできました。中間報告会では、現時点でどんな作品が生まれたかを共有し、ライラさんからフィードバックを頂きました。
ハチ公やきゃりーぱみゅぱみゅなどメジャーなモチーフを題材にしたチームもあれば、タコ公園(恵比寿東公園)など「そう来たか!」というものに注目したチームも。
表現方法も様々。絵を描く、粘土で作る、布にボタンをつける…
桑沢デザイン研究所の学生たちは今でこそ夏休みですが、学校の課題をこなしながら定期的に施設に通うのは実は大変なこと。限られた時間の中で、よりよい作品を作るにはどうすれば良いのかを模索しています。チームで考えたり、ライラさんのアドバイスを受け、画材や素材を変えて様々な表現方法を試しています。
細かい写真を認識するのが苦手な方には、ピクトグラムの等シンプルなテンプレートを用意したり、画像のトリミングをすることでモチーフを捉えやすくする工夫をしていんだとか。
はじめは見慣れぬ学生に警戒されていた利用者さんも、作品を作る過程で打ち解けていき、中には週に一度のアート活動を心待ちにしている方もいるそう。「アートに取り組むのは初めて」という施設もあるのに、すごい。学生と施設スタッフが利用者一人一人をしっかりと見つめているからこそですよね。
ライラさん、桑沢デザイン研究所講師の磯村さん、渋谷区障害者福祉課の原課長からのフィードバックを受け、制作は続きます。
2017年8月26日-27日に行われる「48時間デザインチャレンジ」では、デザインの制作・FabCafeの機材を使ったプロトタイピングを行います。27日の16:30より開催する成果発表会はどなたでもご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りくださいね。
SHIBUYA “ To Go” 48時間デザインチャレンジ 成果発表会
日時:2017年8月27日(日)16:30~17:30
場所:FabCafe MTRL
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2階
イベント概要:
http://mtrl.com/shibuya/events/shibuyatogo_48h_designchallenge/
アイデアをすぐにカタチにできるデジタルファブリケーションで創られたプロトタイプは、テストマーケティングと商品化パートナーを探すため11月開催の超福祉展で発表予定です。またクラウドファウンディングでの製品展開も検討しています。
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