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2016.1.24

『触楽入門 はじめて世界に触れるときのように』出版記念トークイベント

FabCafe編集部

21世紀に生きる私たちが毎日のように触れるもの。スマートフォンの画面、パソコンのキーボード、電化製品のボタン…。あらゆるものがインターネットに接続し、私たちは実際に「何かに触れる」という行為から遠ざかりつつあるように思います。私たちは、このデジタルな時代において、皮膚の感覚というものを次第に忘れていってしまうのでしょうか。はたまた、この時代ならではの新しい触覚の体験が生まれてくるのかもしれません。

FabCafe MTRLでは、触感表現を情報化し、私たちが普段無意識に感じている触覚を体験として感じるためのツール「TECHTILE ツールキット」 の提供を開始。関連イベントとして『触楽入門 はじめて世界に触れるときのように』著者を迎えた出版記念トークイベントを開催します。

 

TECHTILEツールキットは、モノや身体から触感を記録し、モノや身体にフィードバックすることで触感を再生・拡張するためのものです。このような触感表現のデザインの探求を行ってきたテクタイルの活動から生まれた書籍『触楽入門』の刊行記念イベントを行います。触覚のデザインが可能になってきた時代に、新しいクリエイション、体験のデザインに興味がある方は、是非ご参加ください。

 

『触楽入門 はじめて世界に触れるときのように』出版記念トークイベント

日時:2016年2月12日(金)19:00-20:30
会場:FabCafe
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22-7 道玄坂ピア1F
講師:南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科准教授)
仲谷 正史(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授)
定員:40名(ワンドリンク付き)
http://fabcafe.com/tokyo/events/syokugakunyumon
参加費:1,500円(仮)(※1部に参加された方は、2部のトークイベントは無料となります。)
→第一部ワークショップ http://mtrl.com/blog/techtiletoolkit/
書籍:会場にて販売 『触楽入門 はじめて世界に触れるときのように』(仲谷正史 ,筧康明,三原聡一郎,南澤孝太,朝日出版社
協力:JST ACCEL 身体性メディアプロジェクト

 

【プログラム】
自己紹介
「テクタイル」という考え方
テクタイルツールキットの体験
「触楽入門」のご紹介
第一部のワークショップの成果紹介
質疑応答

 

【講師プロフィール】

 

南澤孝太(みなみざわ・こうた)

2010年東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻博士課程修了。博士(情報理工学)。現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)准教授。
触覚を活用し身体的経験を伝える触覚メディア・身体性メディアの研究を行い、SIGGRAPH Emerging Technologies 等における研究発表、テクタイルの活動を通じた触感コンテンツ技術の普及展開、産学連携による触覚メディアの社会実装を推進。

 

仲谷正史(なかたに・まさし)

触覚研究者。博士(情報理工学)。現在、東京大学高齢社会総合研究機構特任研究員、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授。ハーバード大学、(株)資生堂にて触感覚の神経科学・心理学・計測工学の研究に従事。コロンビア大学医療センター皮膚科にて、やさしく触れられた時に反応する生体センサ・メルケル細胞の研究で英科学誌Natureに掲載、触覚の教科書に新知見を書き加える。2007年に立ち上げたテクタイルの活動を通じ、触感デザイン普及にも携わる。共著書に『触感をつくる』(岩波書店)。merkel.jp

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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