Column
2017.8.30
FabCafe Kyoto編集部
本記事は、2017年6月28日(水)にMTRL KYOTOで開催された、ロフトワーク×京都造形芸術大学ウルトラファクトリー BYEDIT による「編集」を考えるプロジェクト【オッス!編集。】のレポートです。
書籍や映像のみでなく、「場の編集」「地域の編集」など様々なところで使われるようになった編集という言葉。では、その正体は一体何なのか? そこには、クリエイティブを考える上でとても大事なことが潜んでいるのでは?
そんな問いから、関西を拠点に活躍する編集者の竹内厚さん(Re:S)と多田智美さん(MUESUM)が京都造形芸術大学ウルトラファクトリーで主宰するプロジェクト「BYEDIT」とロフトワークがタッグを組み、編集と向かい合うプロジェクト「オッス! 編集。」を企画しました。
第1回のゲストとして迎えたのは、ボードゲームの企画・制作を行うタンサン株式会社の代表・朝戸一聖さん。
アイデアの源泉やゲームと編集の共通点を語っていただきました。
さらに、トークとしての出演ではなく、イベントの場を演出するためのゲストとして、ふたりの「ゆかいな仲間たち」も参加。音楽家・BIOMANさんがジングルを、美術家・佐貫絢郁さんがgif動画をリアルタイムで制作しました。
全ては編集というものをあぶりだすための試みで、決められたゴールのない、私たちも何が起こるのかドキドキしながらのあっという間の2時間。まさに縦横無尽の四次元編集イベントとなりました。
ここでは、「BYEDIT」プロジェクトに参加する京都造形芸術大生・藤本流位くんが、
イベント中に公開板書的に記録していた、トーク中のメモを公開します。
トークの中では、朝戸さんが人生で初めて作ったというゲームも見せてもらいました。
高麗人参の箱の中に、何百枚もの手作りカードがぎっしり。
朝戸「小5から中1くらいまで作り続けていた「バトル怪獣カード」です。
方眼紙を切って小さいカードを作って、そこに遊戯王みたいな絵を描いただけなんですけど。
遊戯王カードって高くて小学生ではなかなか買えなかったので、じゃあ自分で描いた方が早いやと思って。
これをひたすら、弟と一緒にやってましたね」
そして、イベントの最後に完成した佐貫さんのgif動画はこちら
BIOMANさんの音楽がこちら
「オッス! 編集。」は1度きりのイベントではありません。次はどんな出来事が繰り広げられるのか、プロジェクトがどのようにフィナーレを迎えるのか。その時になって、はじめて編集について気づくことがあるのかもしれません。私たちも次回に向けて、今回の出来事を積み重ねながら、みなさまと共に考え続けていきたいと思います。引き続き、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
第2回目の開催が9/27(水)に決定
早速、第2回目の開催が決まりました。次回は、建築家 / リサーチャーとして数々の話題のプロジェクトに携わる榊原充大さんがゲスト。新しい取り組みとして、9つのテーマを事前に発表して、それらを当日、現場で選びながらトークを進めます。また、京都を拠点に業界を賑わせているグラフィックデザイナーの三重野龍さん、漫画家のスケラッコさんが“ゆかいな仲間たち”として登場。トークと同時進行で会場での「公開制作」を行って、その様子を間近に捉えた映像も副音声的にモニターに映し出します。
詳細、申込みはこちらから。みなさまのお越しをお待ちしております!
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