Event report
2016.5.28
FabCafe編集部
2016年5月27日に、FabCafeの半面を使って、おいしいごはんを食べながら、テクノロジーによる表現のこれからを楽しく語るイベント「ごはんとアート」が開催されました。このイベントは、普段仕事をする傍ら、ハッカソンに出たり、個人作品を作成しているアクティブに活動する出展者自身がイベントを企画しています。Facebookのイベントページでは、700名もの人(※興味あり、参加のボタンを押した合計)が興味をもっていて、実験イベントということで30名しか枠がなく予想を超える反響があった、イベントの様子をお届けします!
ごはんとアートとは?
テクノロジーを使って表現する制作物を展示し、登壇という時間は設けず展示ブースに制作者が常駐していることで懇親会のような雰囲気で話せるイベントです。現在既にアーティストとして活動をしている、またはアートな活動に興味があるエンジニア、デザイナー、ディレクターなど、垣根をこえた交流で人とのつながりをつくります。
” 1分タイムマシン “ 制作者 / 中農稔(ねろ)
THETA SとOculus を使って、リアルタイムに1分前の映像を体験できるタイムマシンで、参加者を次々とタイムスリップさせていました。リアルタイムというのがミソで現実世界の少しのズレが脳を刺激します!Oculusをつけると不思議な体験に、口がポカーンと開いてしまいます。(笑)
” session β “ 制作者 / CAROL(ライブペイント)+村田裕介(エンジニア)
ライブペイントとビジュアルプログラミング〝vvvv〟による、ライブアートセッション。 セッションのテーマは「木」だそうで、手書きと映像がその場で生まれる様子に見入ってしまいました。アナログとデジタルの表現はまだまだポテンシャルがあるなと感じた作品でした。
” parameterize ” 制作者 / ムラサキ ユウマ+Shimpei Suganuma
スマホがリモコンになっていて、簡単にパラメーターをいじれます。画面に表示されている線やチョウチョの画像が、レイヤーにわかれています。それを表示させたり、レベルを上げ下げしたり、操作して音と映像がリアルタイムに生成されます。リアルタイム生成の仕組みが簡単にわかりました。
” Face VJ” 制作者 / ムラサキ ユウマ
FabCafeの奥にある大きなモニター4面に、6つの表情をした顔を映し出されています。これは、その場で人の顔をカメラから3Dデータとして読み込み、喜怒哀楽!?(以外にも表情はありましたが….)見たこともない表情がアニメーションでうまれる作品でした。
“「誰かが呼んでいる気がする」” 制作者 / Shimpei Suganuma
立体音響とは別に、仮想三次元空間に体験者のニックネームを呼ぶ音源を定位させることで、誰かが呼んでいるような気がするという体験を再現していました。ヘッドフォンをつけると渋谷のスクランブル交差点のザワザワした音が聞こえます。その中からフと聞こえる自分の名前が、ゾクッとする体験です。
” Mirror I “ 制作者 / 佐藤 慧
鏡に姿形だけでなく、自分の生体データやライフログなどの様々な情報がビジュアライズされ鏡に映し出されています。もちろん体重も(笑)。日々の暮らしの中で自分自身を見つめ直すきっかけを提供し、どの家庭にも普及しているような未来の鏡をイメージしたプロトタイプを展示でした。プロトタイプなので体重はとられませんでしたが、カメラから心拍数がとれるのは驚きでした!
” Music ” 制作者 / ミナミサワ ヒロフミ
Ableton LiveとMIDIコントローラーを使ったDJスタイル。主に4つ打ちを基本としたミニマルダブ、ディープテクノのアンダーグラウンドミュージックが、心地よく会場を包んでいました。
「ごはんとアート」コミュニティの紹介。
大盛況だった、おいしいごはんを食べながら、テクノロジーによる表現のこれからを楽しく語るイベント「ごはんとアート」。次はもっとパワーアップして開催されるかも!?開催情報はコミュニティで発表されるそう。今回行けなかった人は是非フォローしてチェックしてみてください。
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FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。
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