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「UVプリンター」を活用して、ものづくりの幅を広げよう!How to Use UV Printer Vol.1

【2019.2.24 update】

こんにちは!FabCafe TOKYOスタッフです。

FabCafe TOKYOでは、みなさんが持ち込んだ素材にUVプリンターでプリントできるサービスを提供しています。

UVプリンターとは、UV硬化インクを用いて平面素材にプリントが出来るマシンです。紫外線を当てて瞬時にインクを硬化させることで、通常のプリンターでは印刷できないような素材に対しても、表面に独特の質感や立体感を表現することが可能です。

今回はこの「UVプリンター」の使い方をご紹介します。

作例:自分だけのiPhoneケースをつくってみよう!

iPhoneケースへの加工を通して、UVプリンターで印刷する流れを見てみましょう! UVプリンターは印刷の位置を合わせるために、はじめに紙に対して素材のアウトラインを印刷するところから加工が始まります。

まずはiPhoneケースの寸法を測って、Adobe illustratorでアウトラインのデータを作成します。

データは実寸でつくります。位置合わせのためのデータなので、簡単なかたちが分かればOKです!

つぎに印刷したい柄のデータをつくります。

ここでポイントとなるのが、インクの種類。 UVプリンターはUV硬化インクという特殊なインクを用いて加工をしますが、大きく分けて3種類のインクがあるのです。これらは同時に加工することができないので、それぞれレイヤーを分けてデータを作成します。

CMYKインク:これは通常のインクの概念と同じです。C(=シアン)、M(=マゼンダ)、Y(=イエロー)、K(=キー・プレート)を用いて色を表現します。

WHITEインク:UVプリンターで印刷する際、白は特別なカラーになり、CMYKカラーと同時に印刷をすることができません。なので加工したい色に白がある場合は、別レイヤーでデータをつくる必要があります。 また、カラーをはっきりと表現するために、CMYKインクの下地として使用することもあります。

クリアインク:これはグロス印刷とマット印刷の2つの表現が可能なインクになります。仕上げとして用いたり、クリアインクを重ねて厚塗り印刷という加工をすることもできます。

今回はiPhoneケース本体の色が濃いので、下に白を印刷してからカラーを印刷します。

今回のデータで必要なレイヤーは、「アウトライン」と「カラー」と「白」の3つ。カラーと白は、同じ位置にデータがくるようにします。

ここからは、実際の加工の様子をみていきましょう。まずはiPhoneケースのアウトラインを、紙に印刷します。

続いて、印刷したアウトラインを頼りに、iPhoneケースをセットします。ここでは、素材(=iPhoneケース)の高さに合わせて高さを調整する作業が必要になります。

このとき、印刷面をを平らにするために、iPhoneケースの内部には木を詰めています。高さ合わせは、UVプリンターで綺麗に加工するためにとっても大切な作業です。

高さを合わせ、セッティングが完了したらいよいよ、iPhoneケースに加工をしていきます。

まず下地として白を印刷してから、CMYKインクを印刷。そして遂に、完成です!

ここまででかかった時間は、アウトラインの印刷に5分、白の印刷に18分、カラーの印刷に9分。セッティングも含めて45分以内(予約1枠分)で終えることが出来ました。

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次回はUVプリンターのデータの作り方のTipsを、実際に印刷するとどうなるのかのサンプルも含めてご紹介します。お楽しみに!