Column
2019.2.15
伊藤 優子
FabCafe Hida/Hidakuma 森のコミュニケーター
こんにちは。Cafe・宿泊担当の優子です。今回は、FabCafe Hidaの人気メニュー「ひだカヌレ」と、2月の新メニュー「ショコラカヌレ」の紹介をさせていただきます。
昨年から販売を開始したFabCafe Hidaの大人気メニュー「カヌレ」。
飛騨市の月間情報誌「BLESS」に掲載して頂いたことや、口コミから、
” ひだカヌレ” として認知され始め、ご好評をいただいています。
「ショコラカヌレ」は、チョコレートを生地にたっぷり練りこんだ2月限定メニュー。
こちらも一瞬で食べた人の心をつかむ美味しさです。
_________________________________________
「月刊BLESS」2月号にカヌレを素敵に紹介していただきました。
「ブレスを見てきました」と、新しいお客様に来ていただけたり、「まだありますか?」と、沢山お問い合わせ頂いております。
__________________________________
いまさら聞けない。
そもそもカヌレってどんな食べ物?
カヌレとは、フランス語で溝のついたという意味のある、フランス・ボルドー地方の伝統的な焼き菓子です。ボルドーといえばワインで有名な地域。なんとカヌレの発祥は、ワイン造りがきっかけなのだそう。
長期熟成とワインの品質を上げるためにワインの澱(おり)を取り除く作業をする際、使用されたのが卵白です。その為大量の卵黄が余り、その利用方法として考え出されたものが「カヌレ」なんだとか。
FabCafeHida のカヌレの特徴はなんと言っても飛騨古川の牛乳屋さん “ 牧成舎 ” さんの濃厚なミルクをたっぷりと使用していることです。このおいしいミルクでひだカヌレのおいしさが決まります。
私たちカフェスタッフは営業日の毎朝一番でカヌレを焼いています。この時間はCafe中に甘くいい香りがたちこめます。Cafeのオープンとともにやって来たお客様が「いい香りにつられました」とおっしゃられることも。(上の写真は、カフェスタッフ・あこさんの息子のそうすけくん。彼もカヌレの大ファンです。)
_____________________________________
「カヌレってどうやって食べるんですか?」
そんな質問をよくいただきます。
私たちは、そのまま手で「がぶっ」と食べていただくのをおすすめしています。
一口では、食べ終わらない満足サイズのひだカヌレ。口に入れる度に広がる甘くやさしい味がやみつきになります。
食べ方も食べ時もお好みです。焼きたての外が「パリッ」としている時が好きな方もいれば、時間が経って周りのバターが溶けてしっとり「もちっ」としてきたところが好きな方もいます。
お子様にも人気です。
本場フランスでは、マナーとしてパンをちぎるようにカヌレを食べるそう。
__________________________________________
地元の方の感想
「うん、やっぱりうまい!」と、食通の友人も、他のお店のカヌレを食べたけど、ここのがダントツ一番美味しい!と太鼓判。
「昔流行ったわね。まさかこんな身近で食べれるなんて」と、手頃な価格と満足なサイズからご近所さんも、お土産や、ティータイムのお供に購入していかれます。
______________________________
プレーンカヌレと2月限定のショコラカヌレ
プレーンカヌレは、たっぷりの牛乳にバターと香り高いバニラビーンズを溶かし、卵や砂糖ラム酒を混ぜ合わして、生地を一日寝かします。あとは高温でじっくりと焼くだけ。
ショコラカヌレは、バニラビーンズの代わりにチョコレートを溶かし、ココアパウダーでしっとり感を出し、ガトーショコラのような味わいがあります。
ケーキよりおもくなく、上品なチョコレートの甘み、中はしっとりとした食感の大人の味。
__________________________________
ひだカヌレとしての展開。様々なカヌレに挑戦しています!
これまでも、1/15の飛騨古川の伝統行事「三寺まいり」には、スペシャルカヌレとして、ろうそくに見立てたオリジナルピックを刺したカヌレ、鏡もちのように金柑の甘露煮とクリームチーズをトッピングしたカヌレ。また、飛騨市のえごまweekには、えごまをたっぷりトッピングした「えごまカヌレ」を販売しました。
三寺参りのシンボルである「ろうそくの火」をカヌレのピックとしてレーザーカッターで制作。そのほかFabCafeのオリジナルデザインで、カヌレスタンプや店先に出す小さなフラッグも制作しました。
飛騨市のえごまweekには、香ばしく体に良い「えごまカヌレ」を提供しました。
_____________________________________
【 番外編 】
本場の味と食べ比べ!
ヒダクマがいつもお世話になっている、フランス・ボルドー出身のグエンとエヴァ夫婦がフランスに帰省した際に、お土産に本場で一番有名なカヌレを買ってきてくれました。
早速スタッフみんなで食べ比べ。本場のカヌレは、ひだカヌレよりお酒がきいて香りも楽しめます。食感はひだカヌレの方が外側のカリッと感と中のもっちり感がありました。食感や味の違いを楽しみながら、それぞれの良さを勉強できるいい機会になりました。(ありがとうございました。)
左が本場のもの。右がひだカヌレ。
グエンさんが持ってきてくれました。赤い箱のパッケージも可愛いですね。
____________________________________
FabCafe Hidaの移動販売
月に一回不定期で行なっている、飛騨市市役所でのFabCafeの移動販売。ここでもカヌレは大人気です。
市役所では、通常お出ししている常温のプレーンカヌレだけでなく、冷凍カヌレも販売しています。シューアイスのようにひんやりと甘い冷凍カヌレ。冬でも暖かい室内で食べる冷たいものって、おいしいですよね。
※冷凍カヌレは現在移動販売のみで提供しております。
移動販売の日程は、随時FabCafe HidaのSNSでお知らせしていますのでCheckしてみてくださいね。
「ほんとうにおいしい。」で、満たされよう。
ケーキでもない、パンでもない。何か甘いものが食べたい!特に寒い冬は、チョコレート恋しくなりませんか。
そんな時に、ぴったりなおいしいショコラカヌレをおひとついかがですか?
下から?上から?(私は、下から「がぶっ」と食べるのが、好きです。)
味を変えたり、トッピングでデコレーションを楽しんだり、今後もFabCafe Hidaのひだカヌレの進化は続きます。
3月は、何味になるのか、お楽しみに!
___________________________________
【問い合わせはこちら】
ご予約お取り置きも承っておりますのでお気軽にご連絡ください。
TEL : 0577-57-7686
-
伊藤 優子
FabCafe Hida/Hidakuma 森のコミュニケーター
1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。
1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。