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2016.10.19
FabCafe Kyoto編集部
秋の京都で滞在制作しませんか?”布”をテーマにレジデンス・プログラム参加者募集
西陣織・丹後ちりめんといった伝統織物から、デニムをつくるときに発生する端切れ、最先端の繊維素材など…。京都・五条にあるコワーキング&イベントスペース、MTRL KYOTOには、布にまつわるさまざまな素材(マテリアル)が揃っています。
2016年秋、MTRL KYOTOでは、これら「テキスタイル素材」をつかって作品制作をしてみたい全国のクリエイターにむけてスペースや工作マシンを開放するレジデンス・プログラムをはじめます。プログラムの目的は「テキスタイルの利用シーンを拡張し、あらたな可能性をひらく」こと。泊まり込みでの制作も可能です。熱意あるクリエイターのみなさん、ぜひご応募ください。
*本プログラムは、MTRL KYOTOとクリエイターポートフォリオサイトLoftwork.comのコラボレーションにより実施します。
- 参加クリエイターによるアフターレポートも公開中(随時更新します)
- ・レポート : 二宮 佐和子さん(刺繍アーティスト)
・レポート : Lianca van der Merweさん
テキスタイルラボ&ライブラリーでさまざまな素材に触れよう、試作しよう
期間中、MTRL KYOTO 2階が「テキスタイル ラボ & ライブラリー」に変身。MTRLが集めたさまざまなファブリック・繊維素材などのアイテムが展示されます。
プログラムに参加するクリエイターは、MTRL KYOTOが提供するさまざまな素材や、レーザーカッター、3DプリンターなどのFabマシンを使って作品を制作できます。
レジデンス・プログラムについて
本プログラムでは、MTRL KYOTOに短期滞在し制作を行うクリエイターを募集します。今後、シーズンごとに異なるテーマを設け、それに関わる表現・制作活動を行う方を広く公募し、審査のうえ、1週間〜1ヶ月の期間* 、MTRL KYOTOのワークスペースやツールを提供します。
プログラムでできること
1. EXPERIENCE : さまざまなマテリアルに触れ、試して “体験する”
…MTRL KYOTOに集まる様々な素材やツールを実際に使って、期間中に1点、作品を制作していただきます。
2. HACK : 築110年の建物をリノベーションしたスペースを “ハックする”
…素材だけでなく、MTRL KYOTOの建物・備品・環境全体をハックできます。たとえば壁や扉、机も素材になりうるかもしれません。
3. PRESENTATION : 滞在制作で生まれた表現を “発表する”
…制作過程はレポートとしてLoftwork.comおよびMTRL KYOTOのWEBサイトにて公開・発信されます。また、イベントでのプレゼンテーションや、MTRL KYOTOでの展示など、実際に作品に触れる機会も設けます。
今期テーマ:インターフェースとしてのテキスタイル
わたしたちの営みのすみずみにまで浸透している織物、テキスタイル。
テキスタイル発展の歴史とは、すなわち、人があらゆるものどうしや空間のあいだに「境界面」をかたちづくってきた歴史でもあります。
内と外を住み分ける。
光と影を遮断する。
外気から身体をまもる。
ハレからケへと装い改める。
テキスタイルそのものが境界なら、それは物質と機能とを「つなぐ役割」という言い換えも可能かもしれません。
それならば、境界としてのテキスタイルを拡張し、ファッションやインテリアファブリックなどをインターフェースとして捉え直すことで、わたしたちの営みの中にあたらしい機能や刺激をインストールできるのではないでしょうか?
そこで、今回は「インターフェースとしてのテキスタイル」をテーマに、ファッションやインテリア、電子工作、メディアアートなどの領域で実験的な作品を制作してみたいクリエイターを対象に、MTRL KYOTOの空間とマシン、素材を開放します。
こんな人におすすめ
・もののインターフェースについての新たなアプローチを探している
・布/テキスタイル/ファブリックに関する新たな表現や素材を探求している
・伝統/先端の領域を横断して、今までになかったものを創り出したい
・京都に短期間滞在して、制作しながらクライアント提案やフィールドワーク、現地のクリエイター、職人との交流も行いたい
・自宅やいつものオフィスやアトリエからちょっと離れて、”サードプレイス”的な場所でワークしてみたい
・身近にレーザーカッターなどの工作機械がある環境で制作に打ち込みたい
応募要項
[対象]
・ファッションやプロダクト、アート作品など、テキスタイルを用いて作品制作しているデザイナー、クリエイター。
・織物や繊維素材の制作・開発を専門領域とする方。
・テキスタイル、ファブリックやそれに類するものを使用したプロダクト・サービスのスタートアップ。
・その他、「テキスタイル」「Fab」「空間・場をハックする」「京都滞在」というワードにピンときたデザイナー、クリエイター、エンジニア、アーティストの方。
*「布の加工技術」に精通した方でなくても問題ありません。「インターフェースとしての布」というテーマで新しい表現をかたちにできる方を、ジャンル・年齢問わず歓迎します。
* チームでの利用も歓迎します。「このプログラムで出会った人どうしでユニットを結成したい」という方も、ぜひお申し込みください。
[エントリー期間]
2016年10月末〜2017年1月末までの期間で、最短1週間〜最長1ヶ月
[選考について]
本プログラムは、デザイナー、クリエイターのみなさまにより充実した体験・制作の場を提供することを目指すことから、応募者のなかから5〜10名のレジデンス・パートナーを選考します。
[選考方法]
選考は、「1. 応募者の制作実績のユニークさ」「2.テーマやマテリアルとの相性」「3. プログラムへの参加動機・意欲」をもとに、事務局が総合的に判断します。
[応募方法]
応募専用フォームに必要事項をもれなく記入した上で、送信してください。
[審査結果の通知]
合否に関わらず、申込み後1週間以内にメールまたは電話にて結果をご連絡します。
[参加規約]
株式会社ロフトワーク(以下、当社)が実施する「Kyoto Fabric Creator in Residence(以下、当プログラム)」に参加するレジデンス・パートナー(以下、パートナー)は、以下の内容に同意のうえで、当プログラムに参加するものとします。
*各条件の詳細については、審査結果通知後にお渡しする「覚書」締結時にご確認・ご相談ください。
■当プログラムがサポートすること
・MTRL KYOTO(以下、当施設)のコワーキングスペース、及びwi-fi・電源設備の使用。
・当施設内のレーザーカッター、3Dプリンター等のFabマシンを割引価格で利用すること。
・当施設が販売する素材を割引価格にて購入すること。
・制作作業を目的とした施設への泊まり込み、および、シャワー・アメニティ等の簡易宿泊設備の利用。
■パートナーが実施すること
・滞在期間中、MTRL KYOTOの営業日時内で「週あたり3日以上 / 1日あたり2時間以上」常駐すること。
・滞在期間中、当プログラムが設定するテーマに沿った作品を制作し、そのうち1点以上のアウトプットを当社に提供すること。
・ 当プログラムにおける滞在・制作についてのレポート記事(1000〜3000文字程度)1件以上の執筆。
・当社が主催するミートアップイベント「Fab Meet Up」に登壇し、制作活動やプロジェクトをプレゼンテーションすること。
■当プログラムがサポートしないこと
・滞在に際しての交通費、食費、その他諸経費の実費。
・夜間の制作作業を除く、当施設での宿泊設備利用。
■許諾事項
・パートナーのプログラムへの参加の事実、および作品の制作過程の情報、作品写真について、MTRL KYOTOのWebサイト、SNSアカウントで随時情報が公開されること。
・当施設のスペースやツールは一般の利用者や他のパートナーと共有するものとし、当社に無断で占有しないこと。
・時間帯によって使用できるスペースやツールに制限が生じること。
・打ち合わせ等による、パートナー本人以外の施設利用に関しては、通常のスペース料金料金がかかります。
・その他、MTRL KYOTOのサービス利用ルール・規約の遵守。
■著作権について
・作品の意匠・アイデアの著作権は、制作した本人に帰属します。
・パートナーは、当プログラムでの制作の様子、および制作された作品の写真を、当社が広報目的で使用することを認めるものとします。
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企業の方へ
素材メーカーさまやツールメーカーさまなど、この取り組みに共感していただけるパートナー・スポンサーもお待ちしています。ご興味のある方はまずはお問い合わせください。
kyoto.mtrl@loftwork.com [担当 : 木下]
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