Project Case
2019.6.12
FabCafe編集部
プロジェクト概要
支援内容
- デジタル刺繍ミシンの新たな用途・アイデアをカタチにするラボを設立
- 「つくっている人」と「つくれるマシン」のマッチングするイベントの企画・実施
- 全国の潜在ユーザーと、デジタル刺繍ミシンを結ぶ、アワードの企画・実施
- 観る人の制作意欲を喚起するアワード受賞作品の制作・展示
- 誰でもつくれる楽しみを体感できるワークショップの企画・実施
絵を描くように、刺繍ができる。デジタル刺繍ミシン
PR1000eは、10種類の糸を一度に刺繍できる画期的なマシン。JPEGやAIなどのデザインデータをもとに、まるで糸で絵を描くようにスムーズに刺繍できます。
クリエイターコミュニティと連携し、デジタル刺繍ミシンで『つくる人』・『つくる仕事』を増やす
デジタル刺繍ミシンの普及により、新たな裁縫表現や価値が生まれ、仕事や人がつくられ、育っていく。そんな未来を実現するため、「描く」ことが好きな人や仕事にしている人たちが、デジタル刺繍ミシンに出会い、モノづくりをするまでのタッチポイントを整理。5つの施策に落とし込み、実施しました。
施策1【ラボ設立】デジタル刺繍ミシンの新たな用途・アイデアをカタチにする
描くことやつくることに才気溢れた、気鋭クリエイター5名と「MiY(Make it Yourself) Lab」グループを設立。MiY Labメンバーがデジタル刺繍ミシンの使い方を習得。クリエイターならではの発想で、新たな用途やアイデアをカタチに。デジタル刺繍ミシンが実現出来うる「可能性」を可視化しました。
施策2【イベントの企画・実施】「つくっている人」と「つくれるマシン」のマッチング
「Make it Yourself (MiY) Meetup」と題したクリエイターミートアップイベントを開催・MiY Labメンバーが登壇し、Labで開発・制作した刺繍作品を披露。モノづくりに関心の高いクリエイターが制作作品や機械に触れることで、参加者の「つくりたい」欲求を喚起。イベントの模様はWeb上にアーカイブし、参加者以外にも認知が拡がる機会も用意しました。
施策3【アワードの企画・実施】全国の潜在ユーザーと、デジタル刺繍ミシンを結ぶ
全国2万5000人が登録しているクリエイターのポートフォリオサイト、Loftwork.com(現在はAWRD) でデジタル刺繍ミシンを使ったデザイン(作品)を募集するアワードを開催。合計40作品以上もの刺繍デザインが集結。刺繍アーティストや編集者、Fabデザイナーと多彩な審査員の元、最終的に全10案を受賞作品として選出しました。
施策4【受賞作品の制作・展示】アワード受賞作品の展示で、観る人の制作意欲を喚起する
プロジェクトで、生まれたアウトプットをFabCafeで展示。カフェに訪れる方々に、「自分も作ってみたい」「マシンがおもしろそう」と体感してもらえる空間を演出しました。
2016年6月 FAB & STITCHES 機械刺しゅうと15人のアイデア展 – Make it Yourself Exhibition
※現在は終了しています
施策5【ワークショップ企画・実施】誰でもつくれる楽しみを体感できる場の提供
展示期間中に、クラフト初体験の方でもできる、ワークショップを開催し、幅広い人たちに「つくる」を楽しむ機会を提供しました。本ワークショップ実施を通じて、デジタル刺繍ミシンの敷居の低さを伝えていくだけでなく、想定以外のターゲットがどんな興味関心を持ってデジタル刺繍ミシンに出会うかを観察する貴重な機会となりました。
レーザーカッターとデジタル刺繍でつくる小鳥のブローチ
※現在は終了しています
MiYが、本プロジェクトで実現したかったこと
大きく5つの施策を組み合わせ、企画・設計・実施して実現したかったのは「デジタル刺繍ミシンで新しい『つくる人』・『つくる仕事』を増やしていく」こと。デジタル刺繍ミシンを知ってもらい、デジタル刺繍ならではの表現領域の開発・検証を繰り返すことで、表現の可能性や価値を拡げられる未来を描きました。
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