Event report

2021.6.16

国産木材木工家のあり方を考える「樹の一脚展」レポート

FabCafe Nagoya 編集部

国産木材と木工家の稀有な交錯を実現した「樹の一脚展」

デジタルへの移行が急速に進み、手でものを感じる機会が急速に失われている現代。そういった時代に身の回りの素材である樹に触れ、樹への視点を今一度問い直すことをコンセプトに始まった「樹の一脚展」。経済と流通の問題からなかなか使われることのなかった国産の地域材を使って木工家がさまざまな椅子を製作し、6月11日〜13日の3日感、FabCafe Nagoyaで展示が行われました。(https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/kinoikkyaku_nagoya/

16脚の独創的な椅子の展示からそれぞれの椅子の材料となった樹が育った森のことや、作家の思いを感じ取ることができるような展示となりました。

この展示は9月に新神戸の竹中大工具館でも開催される予定です。興味がある方は是非足を運んでみてはどうでしょうか。

 

出展作家

(三富材) 朝倉亨、芦田大介、宇納正幸、高橋三太郎、野木村敦史、平山和彦・真喜子。
(飛騨材) 賀來寿史、片岡清英・紀子、川合優、久保田芳弘、渡辺圭。
(六甲山材) 岡田敦、関野央也、中山和紀、迎山直樹、安森弘昌。

樹の一脚展について

身の回りの素材である樹に着目し、ものを作ることへのきっかけ、ものを作ることでの気づき、ものを作るときの気持ちを、招待した30工房によって制作された椅子の展示と樹を削るワークショップにより体感する企画です。

今回のFabCafe Nagoyaでの展示は今年2月に東京(ギャラリー エー クワッド)にて開催されたものの巡回展となります。

本巡回展は2021.9.23(木)〜10.3(日)竹中大工道具館(新神戸)にて最後の展示が開催される予定です。

https://kino-ikkyakuten.wixsite.com/home

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