Column

2017.6.13

アジアの農業を活性化させるプロジェクト「fruitiful」始動!

FabCafe編集部

アジアの農業を活性化させるプロジェクト「fruitiful」始動!

東南アジアのインドネシア共和国のバリ島は東西に火山山脈が走り、火山の活動による肥沃な土壌と豊富な水資源の豊かな自然環境のもと昔から農業が盛んに行われています。そんなバリ島の北東部に位置するコーヒー農家を舞台ににアジアの農業の活性化や生産、精製プロセスの改善を行い、農業から食の可能性を探るプロジェクトを立ち上げました。

△アジアを拠点にコーヒーの指導や改善を行なっているLIGHT UP COFFEEの川野優馬さん

パートナーとしてアジアのコーヒー農園の指導や改善を行なっているLIGHT UP COFFEE川野優馬さんと共に様々なリサーチを行い、質の高い農作物にするための改善策や農家がもっている課題をイベントを通してみなさんと考えていきます。そこで得られた情報やアイディアを実際に提携農家でアウトプットし、農作物を商品としてみなさんにご提供する長期的なプロジェクトです。

②動画fabcafe-farmi(変換済み)△最初の舞台はバリ島北東部に位置する「Belantih Farm」

そして最初の視察として数名のプロジェクトメンバーと共に7月に実際にバリ島に行きドローンやセンサーを使ってリサーチを行います。

What we do?

FabCafeにはデザイナー、エンジニア、科学者、生産者、シェフなど多様な「マイクロコミュニティ」が存在します。

本プロジェクトではそんなの多種多様なコミュニティと一緒に複眼的な視点から豊かな食や農業を構想します。

Agriculture and Technology
農業とテクノロジー

近年異常気象などの気候変動による様々な影響が懸念されおり、安定した食料供給システムを構築するための手段として例えばIoT、ドローン、ロボット、などテクノロジーを駆使した新しい農業が生まれいます。

FabCafeでは店内にあるデジタル工作機器やセンサー、多種多様なコミュニティとまずは自分たちがどのようなことができるかを検討します。

  • 農業センサーのプロトタイプ開発
  • 人工衛星やドローンなどのリモートセンシングを使用した気温、湿度、地形のデータ化
  • 様々な産業分野が持つデータから農業を可視化

△デルタ電子、FabCafe共同で開発した家庭で水耕栽培が行えるIoT端末「foop」

Agriculture and Aliment
農業と食文化

FabCafeはこれまで食に関して「THE OYATSU」「FEEL THE ORIGIN」「ALCOHOL LAB」Blend your own spiceなど幅広い食の分野で実験的な要素も取り入れながら様々な「食」のコミュニティと共にイベントを開催。今後は彼らが持っているノウハウを生かしながら、産地で採れた農作物のフード開発を行なっていきます。

  • コーヒーの果実や花を使用した新しい食の提案
  • 様々な分野のシェフたちが持つ思考をもとに農作物を使用した料理開発
  • 分子ガストロノミーに基づいた料理開発

△「Alcohol Lab」では様々な素材をお酒に漬け込み、素材が持つ個性や組み合わせの面白さを学びました。

△「THE OYATSU」では様々なシェフと彼らの思想やコンセプトを「OYATSU」という形態に落とし込み、実際にFabCafeの店舗メニューとして提供しました。

SCHEDULE

本プロジェクトは2018年度以降の農家/農作物の活性化を目指し、初年度の2017年はセンサー、インタビューを行い農家の環境、課題を可視化します。

2017年-

7月 – 9月 「様々なコミュニティと農業の可能性を探る」

  • バリ北東部に位置するコーヒー農家の視察
  • 視察レポートイベント
  • センサー用いいた農家の環境情報の可視化/イベント

9月-11月 「農業における課題の可視化」

  • コーヒーチェリーの収穫
  • 農業における課題の可視化/イベント

11月-12月「2018年度の収穫に向けたアイディアの草案を練る」

  • 2017年度コーヒー豆の商品化
  • 2018年度収穫に向けたアイディアの草案作成

2018年-

  • 2017年度のノウハウを生かした農作物の活性化と商品化
  • 副産物などを使用した新しい商品の提案
  • 他国/他分野の農業での応用

【EVENT】6/26(Mon)
「Agri/Info  vol.1 センサーから農業の情報を考える」
____
Event page: http://agriinfo-vol1.peatix.com

「Agri/Info」

近年異常気象などの気候変動による様々な影響が懸念されおり、安定した食料供給システムを構築するための手段として例えばIoT、ドローン、ロボットなどITを駆使した新しい農業が生まれ、特に情報を活用した農業は徐々に様々な効果が出ています。
Agri/Info(Agriculture and Information)では、農業/センサ/リモートセンシング/IoT/メディアなど各分野でご活躍されている方をゲストトーカーとしてお呼びし、農業と情報「Agri/Info」をテーマにみなさんと考えます。

「Vol.1」

「Agri/Info vol.1 センサから農業をデザインする 」では、プリンテッド・エレクトニクスの技術を活用した土壌センサを開発している「SenSprout」の桜庭 康人さんとコーヒー農業の指導や改善を行なっているLIGHT UP COFFEEの川野優馬さんをお呼びして、農業と情報をテーマにトークとディスカッションイベントを開催します。

日時:
>2017年6月26日(月)
>19:00 – 21:00

18:45_開場
19:00_トーク①
19:35_トーク②
20:05_ディスカッション
20:45_トーク③
21:00_閉場

場所
>FabCafe Tokyo

対象者:

>新しい手法を用いた農業に興味がある人
>センサなどを用いた情報に興味がある人
>新しい価値を想像したい方

Event page: http://agriinfo-vol1.peatix.com

Author

  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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