Column

2020.10.12

Inside FabCafe Tokyo カッピングセミナーで深めるコーヒーの世界

FabCafe編集部

こんにちは、バリスタの横山です。9月に内部向けに行ったコーヒーカッピング・セミナーの様子をご紹介します。

FabCafe Tokyoでは、豆は全て「シングルオリジン」を取り扱っています。「シングルオリジン」とは、農場、生産者、品種や精製方法などの細かな単位で1銘柄としたコーヒーのこと。

コーヒーをワインのような職人的な食品として捉え、その背景を、美味しさと共にお客様に届けるのが私たちバリスタの仕事です。FabCafeでは、このようなワークショップや体験をお客様と一緒に行うことを大切にしています。

カッピングワークショップの様子

今回はFabCafeスタッフ向けにカッピングセミナーを行い、各自の表現を大切にするとともに、FabCafeの共通言語としてみんなで共有していく会となりました。

 

カッピングワークショップの様子

3種類のコーヒー豆を、名前や情報を伏せた状態で、先入観なくカッピングしていきます。

普段はFabスタッフとして、レーザーカッターなどのサービスをメインに働く二人も参加してくれました。

香りや味など、五感で感じたことを言葉にして表現するため、最初はどのようにメモしていくか戸惑いもありました。

3種を比較しながら、感覚と表現を結びつけ、自分の中の引き出しを増やしていきます。

 

カッピングワークショップの様子

最初は各自が自分のシートにメモをとっていく個人ワーク。

Covid-19に伴い、SCA (スペシャリティコーヒー協会) がおすすめしてる安全なカッピング方法で行いました。通常はカッピングスプーンから直接口に含むのですが、新様式として各自の試飲カップにコーヒーを入れてカッピングをすることで、接触をなくすことができます。

 

SCAのカッピングシートを使い、特にAroma, Sweetness, Acidity, Flavor, Bodyを意識してカッピングをしました。

コーヒーの表現について、私も日々深めているところです。言葉にすることで、感覚を理解し、別のタイミングで引き出す手がかりにもなりますね。

私のメモはというと、

 Aの豆:青リンゴ、パイン、甘い酸味、プルーン、熟した、渋味

 Bの豆:ナッツ、キャラメル、香ばしい、甘さと焦げたような、カサついた

 Cの豆:白ぶどう、甘い香り、青臭い、煙感

温度と共に味や香りも変わるので、その変化も感じ取っていきます。

 

カッピングワークショップの様子

続いて、各自でとったメモの内容をシェアします。

人によって様々な表現が出てきますね!不正解はなく、自分で感じたものと他の人が感じたものを擦り合わせることで、様々な気づきがあります。

Cの豆は味の変化が大きく、人によってだいぶ意見がばらつきました。

最後にどこの豆か、情報を公開!ちなみに今回の参加者の一番人気はA=ブルンジの豆。

グレープやオレンジのような酸味と甘味、ハーブ感もありクールな印象。味わいの心地よさ、バランスなどが多くのクルーのハートを掴みました。

 

FabCafe Tokyo スタッフ

お店では、毎日バリスタが1杯1杯コーヒーをお作りしています。

豆の持つ個性を引き出した、エスプレッソドリンクやエアロプレスコーヒー。時と共に変化する味わいが、とっておきのカフェタイムにしてくれます。

気分にあわせてドリンクのご提案もいたします。ご来店をお待ちしております!

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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