Event report

2020.12.6

便利だけがテクノロジーの使命じゃない。人間のわたしたちができること。

会えない距離をも越えていきたい人間たちの挑戦。

服部 木綿子

株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

COUNTER POINT 第3期メンバー募集中!

FabCafe Kyotoを使って活動したいプロジェクトのための3ヶ月限定レジデンスプログラム、COUNTER POINT。第3期メンバー応募の締め切りは1月15日(金)。ずっと取り組んでみたかった活動や、仕事外の時間を使ってチャレンジしてみたいネタがある方は、ぜひご応募ください。

COUNTER POINTについて:https://fabcafe.com/jp/labs/kyoto/counterpoint
応募フォーム:https://bit.ly/3kHnbww
お問合せ先:counterpoint@loftwork.com (服部、南、浦野)
※ 応募に向けての相談・壁打ちも気軽にご連絡ください。

個人の偏愛と衝動を応援するレジデンスプログラムCOUNTER POINT byFabCafe Kyoto。第1期メンバーの活動として12/3(木)に実施されたトークイベント「海外とも離島とも「会えない距離」をどう越える? テレプレゼンスアバターロボットを使った遠隔コミュニュケーションの課題と可能性」。当日の熱をそのままに、参加メンバーのイベント直後のほやほやコメントをお届けします!

記事の1番下にはアーカイブ動画のリンクも掲載しています。スピーカーのみなさんの言葉を聞いて内容が気になった方は、ぜひご覧ください。

  • クリストファーズ クリス

    iPresence合同会社 代表

    今回のイベントで1番伝えたかったこと

    テレプレゼンスロボットというテクノロジーを扱っていて思うことは、知らない間に人は頭の中にリミットを作っているということ。「これはできるが、これはできない」と言ったり…。その一つがコミュニケーションテクノロジー。電話はできるのに、ビデオチャットができないという人がいます。難しいことではないのに…。今回のイベントがきっかけで、そういうリミットが外れる人が出たら良いなと思います。他にもコミュニケーションの根本について自分の考えが深まり、他にも考えることが多かったです。色々と私も気づきのあったイベントでした!

    実は開発メンバーがトークに出るのは珍しいんです。みんなで作っているのでみんなで出たいですよね。あと、開発メンバーが頑張っていても、生のユーザーの声は届かない。普段から思っていたのですが、こうしてみんなで話せたのが良かったと思っています。

    このイベントを終えての今後の活動や展望

    Teleporation as a Service、いろんなところにテレポテーションできるのが我が社のミッション。日々コミュニケーションについて色々考えています。一つの分野をとってもとても深いことを考えているなかで、いろんな方々に協力してもらい、共感してくれる仲間が増えつつあります。こうしたつながりの中で、この概念に集まってくれた仲間がいて、COUNTER POINTのメンバーや小澤さんが集まってくれて、こういう集まりだからこその横の繋がりができました。これを機に、どんどん新しい繋がり、友達としてのコミュニーケーションができれば嬉しいです。こういう場を設けてくれて本当に感謝しています、ありがとうございます。これからが本番なのでこれからもよろしくお願いします。

  • 仲川 真いち

    iPresence合同会社 プロダクトデザイナー

    今回のイベントで1番伝えたかったこと

    iPresenceにジョインした時に「そこに居ずともそこにいる」というキャッチフレーズに魅力を感じたことを思い出しました。今はこういうロボットがなくとも、FacetimeやSkypeで繋がれたり、LINEやTwitterで電話ができ、さらに映像がつながってくる、そんな時代が来ています。皆様にもぜひテレピーを使ったコミュニケーションを楽しんでもらえたらと思います。

  • 太田 崇博

    iPresence合同会社 技術統括役員

    今回のイベントで1番伝えたかったこと

    感謝がまず一言。開発側は普段はユーザーのクレーム話が多くなるが、今日みたいな前向きな話が聞けるのは嬉しいです。頑張っていこうという気になりました。

  • 清水 健太郎

    iPresence合同会社 エンジニア

    今回のイベントで1番伝えたかったこと

    いろんな話を聞けて勉強になりました。便利にしていくことだけがコミュニケーションの質を上げるわけではありません。これまではそれがテクノロジーの使命だと思っていたが、便利だけが良いのではないこと、そのことに目を光らせないといけないと思いました。貴重な体験をさせていただきました。

オンライン配信で、愛媛にいるiPresenceの藤本さんと遠隔コミュニケーションのリハをするiPresence芳賀さん。

  • 小澤 詠子

    看護師

    大阪府出身。立命館大学卒業後、看護学校へ進み看護師免許を取得。過疎化が深刻な香川県の離島、豊島で唯一の常勤看護師として働く。外来診療を中心に地域保健活動・在宅医療全般=母子保健〜看取りを担う(時々救急も)。島内外の多職種と協働して豊島版地域包括ケアとその発展に取り組む。福祉の仕事をしている夫と2人の子供の4人家族で、高松市と豊島の2拠点で生活をしている。

    (写真提供:津久井珠美)

    大阪府出身。立命館大学卒業後、看護学校へ進み看護師免許を取得。過疎化が深刻な香川県の離島、豊島で唯一の常勤看護師として働く。外来診療を中心に地域保健活動・在宅医療全般=母子保健〜看取りを担う(時々救急も)。島内外の多職種と協働して豊島版地域包括ケアとその発展に取り組む。福祉の仕事をしている夫と2人の子供の4人家族で、高松市と豊島の2拠点で生活をしている。

    (写真提供:津久井珠美)

    今回のイベントで1番伝えたかったこと

    コミュニケーションに関しては毎日がライブ。丁々発止の連続。そもそものコミュニケーションは何?というのを技術に落とし込む力、精力を持つ人達の活動が社会にあることそのものが、励みやエネルギーになります。現場は実学・実利の世界なので、現場のスピードに追いすがる毎日で、否応なくコミュニケーションが起こるので、今日のように根本に立ち返り考えて話しができたのがよかったです。

    新たに「気づいた」「理解した、確信した」ことについて

    みなさん恐れがない。太田さんが、ユーザーからのお叱りの話をされていましたが、普通は叱られたというショックで萎縮してしまいます。それは医療の世界でもよくあることですが、今日は課題や問題に対して恐れずに向かい、クリエイティブを発揮する人達の、恐れのなさを感覚的に感じました。個人的な感覚ですが。人間ってそういうこともできるんだ、と。

    このイベントを終えての今後の活動や展望について

    コロナ禍の背景というのもありますが、今、コミュニケーションツールをどんどん導入しようという動きが加速しています。今日議論したことを80歳以上の方に話したとしても、きっと雑音にしか聞こず、話題についていけないでしょう。しかし論より証拠、とりあえずやってみよう、が私の仕事。まずは機会を提供してみようと思いました。

小澤さんは、仕事終わりの看護師のユニフォームのまま参加してくださいました。離島の医療現場で積み重ねてきた経験からくる言葉は、説得力と重みがあります。

  • 木下 浩佑

    株式会社ロフトワーク / MTRL・FabCafe Kyoto
    マーケティング & プロデュース

    素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードに多様なクリエイター・研究者・企業が集うコミュニティ拠点「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。オンライン/オフラインのワークショップ運営や展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。
    https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita

    素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードに多様なクリエイター・研究者・企業が集うコミュニティ拠点「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。オンライン/オフラインのワークショップ運営や展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。
    https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita

    コミュニケーションとは何か?は、とらえどころがないものだと改めて感じました。今でこそ、このような仕事をしていますが、元々は医療ソーシャルワーカーを志していたんです。しかし、飲食が楽しくなって道を変えて今に至っていて。飲食という世界が持つ、立場関係なく人が楽しんでいる風景がとても良かったんですね。個人的に、自分が一番気持ち良いと思えるように過ごしていく環境が一人ひとりに訪れると良いなあと思うようになりました。
    身体的、精神的に自分にとってのベターをどう作るか?が今は興味のあること。そういう点で、ロボットが日常に入ることは、コミュニケーションにおけるQOLを上げることにつながるのだと思いました。私自身は電話だけでも満足な人間ですが、今日の話を聞いて、テクノロジーかくあるべし、をとても感じました。コミュニケーションこそが人間らしさであるというのはつくづく感じました。

  • 服部 木綿子

    株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

    神戸生まれ神戸育ち。岡山で農林業や狩猟がすぐそばにある田舎暮らしを約10年に渡り経験。その中で2軒の遊休施設をゲストハウス(あわくら温泉 元湯・岡山県西粟倉村/mamma・香川県豊島)として再生し、自らも運営の第一線に立った。その後、神戸の農産物などを販売する「FARMSTAND」で、マネージャーとして店舗の運営に携るなど、ローカルのコミュニティ拠点づくりに関わってきた。2020年2月ロフトワーク入社。感性を頼りに現場どっぷりで培ってきた経験値に、ロフトワーク流のロジカルな手法を掛け合わせたアウトプットが出来る日を目指している。趣味は、自分の人生と感覚を観察して、文章を書くこと。イラストも描く。
    https://loftwork.com/jp/people/yuko_hattori

    神戸生まれ神戸育ち。岡山で農林業や狩猟がすぐそばにある田舎暮らしを約10年に渡り経験。その中で2軒の遊休施設をゲストハウス(あわくら温泉 元湯・岡山県西粟倉村/mamma・香川県豊島)として再生し、自らも運営の第一線に立った。その後、神戸の農産物などを販売する「FARMSTAND」で、マネージャーとして店舗の運営に携るなど、ローカルのコミュニティ拠点づくりに関わってきた。2020年2月ロフトワーク入社。感性を頼りに現場どっぷりで培ってきた経験値に、ロフトワーク流のロジカルな手法を掛け合わせたアウトプットが出来る日を目指している。趣味は、自分の人生と感覚を観察して、文章を書くこと。イラストも描く。
    https://loftwork.com/jp/people/yuko_hattori

    今回のイベントタイトルを「会えない距離をどう超える?」と設定したことにつながるんですが、正直、自分は当初ロボットに興味がなかったんです。しかしクリスさんから直接、テレピーの開発動が、家族とのコミュニケーションに軸があるというのを聞いて、熱いものを感じて共感しました。
    私の母は、昔、祖母に毎日同じ時間に電話していました。祖母は今はもう亡くなっていますが、今、母は短大時代の仲良しチームで、日々LINEでクイズを出し合って脳トレしています(笑)昔は電話があたり前で、今はLINEが当たり前になったから動画や絵文字を送り合って楽しんでいます。
    たとえば、会えない距離で、喧嘩をするとメールだけでは許せなくても、ビデオ通話で顔をみて、声色を聞くと許せてしまうことがあるように、五感に触れるコミュニケーションって良い。

    今はまだロボットは私たちの生活から遠いものかもしれないけど、ロボットによる五感でのコミュニケーションが当たり前になると、より気持ちは豊かになれるし、その未来の第一弾がテレピーなのかと感じました。自分の娘と将来の私がこうしたテクノロジーを使ってコミュニケーションをする未来がちょっと見えた気がします。

    小澤さんが、iPresenceの皆さんに、触覚の伝わるロボットをリクエストされていましたが、私からもぜひ、よろしくお願いします!

画面に写っていないiPresence、COUNTER POINTのメンバーも裏方で参加していました!(FabCafe Kyoto)

Author

  • 服部 木綿子

    株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

    神戸生まれ神戸育ち。岡山で農林業や狩猟がすぐそばにある田舎暮らしを約10年に渡り経験。その中で2軒の遊休施設をゲストハウス(あわくら温泉 元湯・岡山県西粟倉村/mamma・香川県豊島)として再生し、自らも運営の第一線に立った。その後、神戸の農産物などを販売する「FARMSTAND」で、マネージャーとして店舗の運営に携るなど、ローカルのコミュニティ拠点づくりに関わってきた。2020年2月ロフトワーク入社。感性を頼りに現場どっぷりで培ってきた経験値に、ロフトワーク流のロジカルな手法を掛け合わせたアウトプットが出来る日を目指している。趣味は、自分の人生と感覚を観察して、文章を書くこと。イラストも描く。
    https://loftwork.com/jp/people/yuko_hattori

    神戸生まれ神戸育ち。岡山で農林業や狩猟がすぐそばにある田舎暮らしを約10年に渡り経験。その中で2軒の遊休施設をゲストハウス(あわくら温泉 元湯・岡山県西粟倉村/mamma・香川県豊島)として再生し、自らも運営の第一線に立った。その後、神戸の農産物などを販売する「FARMSTAND」で、マネージャーとして店舗の運営に携るなど、ローカルのコミュニティ拠点づくりに関わってきた。2020年2月ロフトワーク入社。感性を頼りに現場どっぷりで培ってきた経験値に、ロフトワーク流のロジカルな手法を掛け合わせたアウトプットが出来る日を目指している。趣味は、自分の人生と感覚を観察して、文章を書くこと。イラストも描く。
    https://loftwork.com/jp/people/yuko_hattori

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