Column
2020.7.25
伊藤 優子
FabCafe Hida/Hidakuma 森のコミュニケーター
こんにちは。FabCafe Hidaのcafeと宿泊担当の優子です。FabCafe Hidaにあるデジタルマシンの3Dプリンターやレーザーカッター、UVプリンター。これらを活用したものづくりって一体どんなことができるの?そんな方に、気軽に楽しくものづくりができることを知ってもらうため、このブログでは、レーザーカッターを使ってマスクを製作した事例をご紹介します。
以前ブログで紹介させていただいた、木工職人・堅田恒季さんは、普段から、お仕事や趣味などで、気軽にレーザーカッターなどを使いに来てくださるデジタルマシンのヘビーユーザーでもあります。そんな堅田さんがFabCafe Hidaのレーザーカッターでマスクを製作しました。
飛騨の暇な日に作ったから「ヒダひマスク」と命名されたマスク。
ひとりで黙々と作業している姿に、スタッフの私や堀之内も興味津々で意見を出し合い、気づくとみんなミシンで縫ったり作業に参加していました。そうしてマスクは完成。その後さらにマスクができるまでのFabCafe Hidaの日常を堅田さんが漫画にしました。そんな漫画の一部とともに製作風景をご紹介します。
漫画で紹介!「ヒダひマスク」ができるまで。
To be continued…
実際の製作風景
布をレーザーカッターに入る大きさにカットする所から始めます。
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事前に設計した型通りにレーザーカッターで、マスクの形にカット。
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カットした左右二面をまち針で合わせます。
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FabCafe Hidaにあるミシンでさくさくマスクを縫い上げていきます。
謙虚に素直にいろんな人の意見を取り入れていく堅田さん。ものづくりのプロとして、スラスラと作り上げていく様子と、「これどっちがいいかな?」なんて小さな選択肢で迷ったら初心者である私たちにも質問を投げかけてくださいます。「これがいいですよ」に「そうやな、やってみるわ」と、どんな意見でもピンときたなら採用。その繰り返しで、垣根をとっぱらってくれます。
“ものづくりの楽しさを誰かと共有するということ ”
堅田さんのものづくりの様子を見ていると、私たちも楽しい気持ちや、わくわくをもらいます。ヒダクマがいつも、地域の職人さんにサポートしていただきながら、大きな案件を手がけているのと一緒で、小さなものでも大きなものでも、ものづくりの良さのひとつは、誰かに相談したり一緒に作ることで、新しい発想が生まれ、よりよいものが作れたりすることだと思います。
「ひとりでできないことは、みんなでやればできる。ひとりよりみんなで作った方が楽しいやろ」
と、さらっと堅田さんのおっしゃった言葉がシンプルに胸に響きました。
ひとりで作る楽しさもありますが、ときには誰かの意見やアドバイスがあるとうれしいですよね。それは、cafeでコーヒーを飲みながら、私たちスタッフとのおしゃべりの中かもしれないし、お客様同士での交流によっても生まれるかもしれません。地元の人だけでなく、国内外からもたくさんのお客様に来ていただけるFabCafe Hidaは、それができる場所です。ぜひ気軽に遊びにいらしてくださいね。
「ヒダひマスク」好評発売中
「ヒダひマスク」は、この記事で一部ご紹介した堅田さんの漫画付きで、FabCafe Hidaでも販売中。ぜひ手にとってみてくださいね。フィット感が気持ちのいいマスクです。
¥1,000(税込)
身近な日常から「これ欲しい、これあったらいいな」をカタチにしてみませんか?
FabCafe HidaのFabマシンご利用サービスは、通常、予めお客様にデータをお持ち込みいただき、マシンをご利用いただくシステムとなっております。
レーザーカッター
・Drop-in
¥800+税 / 10min
・Reserve
¥1,900+税 / 30min
¥3,800+税 / 60min
¥4,800+税 / 120min
UVプリンター
・Drop-in
¥2,000円+税 / 10min
・Reserve
¥10,000+税 / 60min
また、デザイン(データ作成)とデータチェックのご依頼もお受けしております。
・デザイン(データ作成) : 10,000円〜
・データチェック(お持ち込みデータがマシンにご利用いただけるか確認とデータの修正をします。) : 1,000円〜
材料は、FabCafe Hidaでもヒダクマがご用意できますし、持ち込みもOKです。デザインや加工についても専門スタッフがサポートしますので、お気軽にご相談ください。
FabCafe HidaのFabマシンでの製作に関するお問い合わせはこちら
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伊藤 優子
FabCafe Hida/Hidakuma 森のコミュニケーター
1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。
1986年生まれ。東濃ヒノキの産地・加子母出身。インテリア科の高校・専門学校卒業後、下呂温泉の仲居として9年間働く。2017年にFabCafe Hidaにジョインし、飛騨のまちで永く愛されるお店づくりをモットーに、cafeでのメニュー開発やイベント企画運営・宿泊を担当。定番メニューのカヌレなどを考案。地元の針葉樹の森と飛騨の広葉樹の森を繋げる架け橋になるのが夢。朝が好き。