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2022.3.28

屋外で実験したい人集まれ!宝が池公園との連携がスタート!【COUNTER POINT】

FabCafe編集部

FabCafe Kyotoを舞台にした3ヶ月のレジデンスプログラム、COUNTER POINT。このプログラムの面白いところは、活動場所がFabCafe Kyotoに限らないところです。FabCafe Kyotoは実験・発信のラボとして、近隣のホステルLen KYOTO KAWARAMACHIKAGANHOTEL(河岸ホテル)は展示やイベントの開催場所や宿泊パートナーとして、メンバーの活動を広げます。

今回、なんと、活動フィールドの可能性のひとつとして「宝が池公園」が追加されました!宝が池公園は京都市内で2番目に大規模な公園です。一周1.5kmの宝が池を中心に、野鳥保護区になっているエリアや森の広がるエリア、週末はさまざまなイベントが開催される広大な芝生エリアなど、さまざまな活動が展開できる可能性があります。

  • Len KYOTO KAWARAMACHI

    FabCafe Kyotoから徒歩わずか5分の距離にあるホステルLen KYOTO KAWARAMACHIは、滞在客や地元のクリエイターが集うカルチャースポットでもあります。COUNTER POINTのメンバーもよくLenのバーに集って親睦を深めたり、展示企画を開催したりしています。フレンドリーでオープンな空間で、創作意欲も高められるでしょう。COUNTER POINT入居期間中は特別価格で宿泊することができます。

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  • KAGANHOTEL

    KAGANHOTELは京都中央市場にある野菜卸の女子寮兼倉庫をリノベーションされたアートホテル&ホステル。現代アートの若手芸術家が共同生活を送りながら作品を生み出すことのできる施設なので、クリエイティビティを刺激されること間違いなし。イベントや展示で連携する可能性も。こちらも、COUNTER POINT入居期間中は特別価格で宿泊することが出来ます。

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公園活用の可能性を民間組織に開く、京都市の実験的な試み

京都市が実験的にスタートする公民連携公園利活用トライアル事業。FabCafe Kyotoを運営する株式会社ロフトワークがその利用候補者として正式に採択されました。令和4年度の1年間、宝が池公園を社会実験のフィールドとして活用できる可能性があります。(具体的な企画案をベースに京都市の担当の方とすり合わせをすることになります)

公民連携公園利活用トライアル事業とは

都市の魅力や活力、憩いを生み出す貴重な空間である公園を最大限に利活用しその魅力や利便性を高めていくため、民間企業等を公募のうえ、社会実験として柔軟な発想で公園の試行的利用を行う試験的事業。京都市内6箇所の公園が対象で広く公募が行われ、それぞれの公園の利用候補者が3月4日に発表された。

公園だからこそ実験できる活動とは?

京都市民であればお馴染みの公園ですが、訪れたことのない方のために、宝が池公園の特徴を挙げましょう。

  • とにかく広い!(78ヘクタール、東京ドーム約17個分)
  • 森がある(京都中心から電車でわずか15分の距離にもかかわらず、かなりワイルドな森が広がっています。夜は真っ暗。かなり自然に近い体験が作れそうです)
  • 大きな池がある(宝が池公園ですから、宝が池があります。ボートを漕ぐ人がいれば、一周1.5kmの外周をランニングする人も。野鳥の保護区にもなっているので、バードウォッチングもできます。)
  • 屋外イベントができる広い芝生エリアがある(気球を飛ばそうとしたこともあるそうです)
  • 馬が見れる(警察の訓練場が隣接しているので、運が良ければ美しい警察馬が走っているところが見れます)
  • 国立京都国際会館が隣接している(日本で最初の国立の会議施設が隣接しています。ここで京都議定書が採択されたそうです。駐車場も国際会館と宝が池公園合わせたらなんと600台分。)
  • 2022年の公民連携公園利活用トライアル事業に先駆けて2021年に実施された「おそとチャレンジ」の様子。こちらは株式会社Mellowによるキッチンカー。

  • 2022年の公民連携公園利活用トライアル事業に先駆けて2021年に実施された「おそとチャレンジ」の様子。この写真は、グランピング体験「こたつとワイン」や地域行事(宝が池公園利活用推進運営委員会)。

自然と都市の間にある宝が池公園

そもそも人工的な自然環境である公園。けれども、宝が池公園はその生態系が完全に人間によって完全に操作されていない、人工と自然の間にある場所であり、かなりの余白を感じる公園です。それはたとえば森に戻ろうとする木々が生い茂るエリアが生まれていることであり、鹿が増えることで植物の多様性が崩れているといった課題にも現れているようです。たとえば、自然と人の関係を探る場所としての社会実験というのは、ひとつの切り口かもしれません。

同時に、広域公園は国土交通省のサイトによると「主として一の市町村の区域を超える広域のレクリエ-ション需要を充足することを目的とする公園」と書かれています。つまり、市民が創造的な活動や疲れを癒すことで、健やかな心身を取り戻す場所。公共の場だからできる、幅広く人を巻き込むワクワクの仕掛けや、創造的な活動の伝播に挑戦することもできるでしょう。

切り口やアプローチは色々考えられますが、いずれにしてもその時に大事なのは、「社会課題ドリブンだけにならない」こと。あくまで超個人的な好奇心やどうしようもなく気になる、やりたい、という気持ちがコアにあること。それと社会がつながった時に、きっと色々な発見や出会いが生まれる素敵な活動になると思います!

  • 最後に、京都市建設局みどり政策推進室で宝が池公園の可能性を模索している葉山さんからコメントをいただいています!

    どこか昭和の雰囲気が残る,自然豊かな宝が池公園。春は,山間園路沿いに咲くコバノミツバツツジのピンクの花が鮮やかで,池越しに眺める比叡山も素敵です。まずは,公園に遊びに来てください。きっとインスピレーションが刺激されるはずです。その具現化に向けて,公園利活用に熱心な地域の方や自然の保全・再生活動団体の方とも対話しながら,全力でサポートさせていただきます!

    葉山さんの公園への想いはこちらの記事でも語られています。
    関連リンク:ハイパー縁側 Vol.164「公園から地域とつながる、未来をつくる。」[葉山 和則]

いかがですか?何かしたくてウズウズしてきたんじゃないですか?そもそも屋外の広い場所で何かできるかも!と思うだけでワクワクしますよね!ぜひみなさんの企画をお待ちしています!

応募方法

COUNTER POINT 参加応募フォームよりご応募ください。
※ 本プログラムへの応募をもって、応募規約の内容に同意いただいたものとみなします。

お問合せ先:counterpoint@loftwork.com (服部、浦野)

※ 応募に向けての相談・壁打ちも気軽にご連絡ください。

第8期 入居期間:2022年4月28日(木)-7月30日(土)(応募締め切り:2022年4月10日)

  • COUNTER MeetUp!(4/28(金)18:00頃〜)
    7期の成果発表と合同でプロジェクトについて5分のピッチをしていただきます
  • COUNTER Session(展示:7/19(火)-7/30(土)/ピッチ:7/29(金)18:00頃〜)
    活動期間の成果を展示とピッチの形で発表していただきます

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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