Column

2022.3.31

FabCafe Nagoya Fab Magazine No.3 -デジタル刺繍ミシン「彩-Sai-」の魅力とは?デジタルステッチハウスってどんなとこ?体験レポート-

こんにちは!FabCafe Nagoyaのクルースタッフ マリナです。

皆さん、デジタル刺繍ミシンってご存じですか?
FabCafe NagoyaのFabコーナーではデジタル刺繍ミシンをご利用いただけますが、そもそもデジタル刺繍って…?という方も多いのではないかと思います。
実は、私もその一人なんです(笑)
今回は、デジタル刺繍ミシンについての知識がほぼゼロのスタッフが、デジタル刺繍ミシン『SAI-彩-』の体験型ショールーム『デジタルステッチハウス』さんに訪問し、お客様と同じ目線でインタビュー&体験をさせていただきました!
刺繍ミシンってなに?デジタルステッチハウスさんってどんなとこ?といった素朴な疑問から、実際に体験をさせていただく中での、少し専門的なお話までお答えしていただいています。ぜひ、気軽にお読みください。


デジタルステッチハウス

デジタルステッチハウスは、コンパクト刺繍ミシン「TAJIMA SAI-彩-」を知り、刺繍に触れて学べる刺繍ミシンブランド”TAJIMA”のショールーム。

名古屋・栄から広くなってリニューアルOPEN。TAJIMA SAI-彩-でのモノづくりや刺繍に関する情報交換、TAJIMA SAI-彩-の購入を検討している方や、刺繍を学びたい方など、幅広くご活用いただけます。

お店の中に入ると、デジタル刺繍ミシン『SAI-彩-』はもちろんのこと、トートバッグやハンカチ、帽子、ワッペンなどのサンプルがずらり!とってもわくわくしますね。今回はステッチハウス スタッフの横山さんにお話を伺いながら、ご案内していただきたいと思います。


以下表記/マ:マリナ、よ:横山さん

マ:とっても素敵な場所ですね!ステッチハウスさんでは、一体どんなことができるんですか?

よ:コンパクト刺繍ミシン『TAJIMA SAI-彩-』を知り、刺繍に「触れて学べる」刺繍ミシンブランド TAJIMA のショールームです。体験会やワークショップ、相談会を行っており、デザインの作り方や刺繍ミシンの使い方など、デジタル刺繍ミシンについて、基本から学んでいただけます。

マ:なるほど、刺繍初心者にも易しい場所なんですね。ステッチハウスさんに来れば、自由に刺繍ミシンを体験させていただけるんですか?

よ:生憎、すべて自由にご利用いただくということはできませんが、定期的に開催しているワークショップにて、ワッペンやトートバッグ、ハンカチなどに刺繍体験をしていただくことができます。また、いわゆる”刺繍屋さん”ではないので、刺繍の制作依頼などは承っておりません。ご注意ください。

マ:デジタル刺繍ミシン”TAJIMA SAI-彩-”とは、どんなものなんですか?

よ:刺繍機トップメーカーTAJIMAの技術を受け継いだコンパクト刺繍ミシンです。従来の工業用刺繍ミシンより軽量・コンパクトな商品となっていまして、デジタルステッチを手軽に楽しんでいただけます。

マ:刺繍に関する知識が浅い私たちでも、気軽に刺繍が楽しめるんですね!そもそも、”デジタルステッチ”ってどのようなものなのですか?

よ:パソコンでデザインを描き、刺繍ミシンで刺繍をすることです。パソコンでデータを作るので、オリジナルグッズを作ったり、綺麗に短時間で刺繍したりすることができますよ。

 

マ:例えば、どんなものに刺繍できるのでしょうか。

よ:ハンカチ、タオル、Tシャツ、ワッペン、トートバッグ、帽子など、さまざまな布や生地に印刷できます。

マ:いろんなものに対応しているんですね。帽子の刺しゅうがとっても気になります!デジタルステッチハウスさんに来れば、オリジナルの帽子をつくることができるんですか?

よ:帽子に刺繍したいと来られる方は多いですね!もちろん、帽子の刺繍体験をしていただくことはできるのですが、デジタルステッチハウスでは、お客様が持ち込んでいただいた素材や材料には、刺繍をすることが出来ません。そのため、お店で用意した帽子に、用意してあるデータで、刺繍体験を行い、刺繍の方法や技術を学ぶことが可能です。

また、帽子の刺繍は

  • 刺繍面が曲面になっている
  • 帽子によって、つばの角度、長さ、刺繍できる面積、繋ぎ目の分厚いところなど形状が異なるため、調節するのが難しい
  • 帽子枠はあるが、枠の規格に合った帽子でないと上手くいきづらい

といった理由で、実はとっても難易度が高いんです!

マ:そうなんですね。デジタルステッチハウスさんで帽子の刺繍体験をして、ノウハウや難しさを学ぶことができるんですね。では、帽子の刺繍体験はどのようにしたらできますか?

よ:まずは、デジタルステッチハウスに「帽子の作り方を学びたい」とお問い合わせください。実際にお越しいただいて、帽子刺繍についてのノウハウやコツを学んでいただければ、FabCafe Nagoyaさんにて、好きな素材を持ち込み、自分のつくりたい帽子をつくることができますよ。

FabCafe Nagoyaでは、基本的な操作方法を習得した方のみ、「TAJIMA SAI-彩-」をセルフサービスでご利用いただくことが可能です。オペレーター付きプランは、簡単Fab体験キットのみとなっております。

詳しくはFabCafe Nagoyaホームページをご覧ください。


まずは、刺繍データ作成専用ソフト『WriterPuls』を使って刺繍データの作成をします。ここでまず、オリジナルの刺繍データの作り方や操作方法を学びます。
パソコンの画面にタッチペンで直接描いたり、マウスでパスを使いながら形を作ったり、実際に刺繍した時のプレビューが画面に表示されるので、仕上がりをイメージしやすく、とっても楽しく制作できました。

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    作ったデータをSaiに取り込み、自分の好きな色の糸を選んでセット。位置の確認を行ったら、早速ハンカチに刺繍スタートです。

ハンカチに刺繍/設置から5分ぐらいで刺繍が完了しました!

 

マ:自分の描いたデータがあっという間に綺麗に刺繍されて感動しました!実際にやってみると自分の描いたデータよりも少し縦長になっているような気がします。

よ:そうなんです。刺しゅうは「縦に伸び、横に縮む」という性質があるんです。ですから、データをつくる段階で「縦に伸び、横に縮む」ことを計算して、少し横に潰したようなカタチにすると綺麗に刺繍ができます。

マ:まさに”綺麗に仕上げるコツ”ですね!今回、途中で糸が切れてしまいましたが、それはよくあることなんでしょうか?

よ:そうですね。今回作っていただいたデータは少し糸が切れやすい作り方になっています。これも、データの作り方を工夫することで改善できますよ。

マ:実際に刺繍を体験して、仕上がりを確認しながら、より綺麗に仕上げるために調節したりコツを掴んでいくんですね。もっと色んなデータを作って研究してみたいです…!

ハンカチの刺繍の仕上がりを踏まえて、データを修正。次はトートバッグに刺繍!

ハンカチでは少し縦長になっていたところも、データを横に伸ばして修正をしたところ、とっても綺麗に仕上がりました!広範囲に刺繍すると存在感がありますね。


データ作りから刺繍までの一連の工程を体験させていただく中で、刺繍の奥深さを感じました。また、綺麗に仕上げるコツや方法を学び、それらを実践することで、こんなにも仕上がりに差が出ることに驚きました。
何より、デジタル刺繍について全くわからなかった私でも、短時間で自分が描いたイラストを綺麗に刺繍することができ、とっても楽しかったです。
これからもたくさん”Sai”を使い、いろいろなデザインの刺繍に挑戦し、デジタル刺繍のノウハウやコツ、知識を深めていきたいと思います〜!
皆さんも、デジタル刺繍、体験してみませんか?


マ:インタビューから体験まで、今日はありがとうございました。

よ:お疲れ様でした!楽しんでデジタル刺しゅうについて学んでいただけてよかったです。

マ:とっても楽しかったです〜!今日一日を通してデジタル刺繍の魅力や楽しさをたくさん知ることができました。ぜひもっと多くの人に知ってもらえたらと思います。

最後に、この記事を読んでくださっている方々に、メッセージはありますか?

よ:おうち時間が増えた今、家にも設置できるコンパクトな『TAJIMA SAI-彩』を使用して、ものづくりで楽しい時間を過ごしてみませんか?気になる方は、まずはぜひ、ステッチハウスで体験しに来てみてください!

マ:確かに、おうちでデジタル刺しゅうができたらとっても楽しいですよね。デジタルステッチハウスさんではワークショップやイベントなども定期的に開催されているので、ぜひWebサイトもチェックしてみてくださいね。

デジタルステッチハウス Webサイト

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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