Column

2016.9.15

第3回目 くまむし けんきゅう会 レポート

FabCafe編集部

Tokyo

皆さま、『クマムシ』のことを知っていますか?史上最強と言わせしめているアレです。
BioClubでは、『くまむしけんきゅう会』(通称:くま研)というプロジェクトが6月26日から続いています。今回は、その第3回目の様子をレポートします!

▲講師の堀川大樹先生

第3回目のくまむしけんきゅう会では、来月後半の発表会に向け、個々人が進めているプロジェクトの中間報告を行いました。このブログでは、そのいくつかを紹介します!

▲くま研メンバーの高校生

まずは高校生の研究プロジェクトから。くま研には、すでにクマムシ学会等にも参加しているプロ高校生も参加していますが、彼は正真正銘のビギナー高校生。

『水素水ってそもそもどうなの?!』

という少し挑戦的な疑問から彼の研究が始まりました。彼の研究は、水素水を染み込ませたクマムシと、普通の天然水を染み込ませたクマムシとを比較しつつ経過観察をすること。

今のところは予想に反して、水素水がクマムシにとっては天然水よりも身体に良いという結果になっているそう。話題の水素水論議に新しい発見をもたらしそうな予感です!

▲話題の水素水研究に興味津々のくま研メンバー

続いてはこちら。なんと小学1年生の研究報告です!おばあちゃんに顕微鏡を買ってもらったそうで、夏休み中クマムシの採取・飼育・比較研究をかなり本格的に頑張りました!以前に紹介した、ピペットの先をアルコールランプで鋭利に溶かすというプロセスをも自分で挑戦したそうです。これにはメンバー全員圧倒されました。

▲クマムシーク(飼育)レットへのちょうせん

彼が行った研究は、家の近くで採取したクマムシに、色々な餌を与えその経過を観察すること。クマムシの飼育方法は、未だ研究が進んでいない分野です。

▲お母さんに研究ノートを持ってもらいながら、しっかり発表!

▲絵と写真とを有効に使った研究ノート

彼が試したいくつかの餌では、未だにクマムシは生きているそうで、今後の経過にとても期待できます。小学1年生が、クマムシ界に激震が起こす日がくるかもしれませんね!

▲小学1年生のレベルの高さにうなる先生

その他、塩水を使った本格的な研究や観察ツールの開発、くまむしアプリの開発成果など、面白い作品が沢山ありました!来月9月18日に最終発表会を予定しています。今からとても楽しみです!みなさま、お疲れ様でした!

▲研究報告の様子

クマムシについてもっと知りたい方は、堀川先生のブログ・書籍・オンライン研究所がオススメです。くま研メンバーでなくても、是非チェックしてみてくださいね!

▶︎ブログ
クマムシ観察絵日記
むしブロ

▶︎オンライン研究所
クマムシ博士のクマムシ研究所

▶︎書籍
・『クマムシ研究日誌:堀川大樹著
・『クマムシ博士の「最強生物」学講座:堀川大樹著

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