Column

2026.4.23

FabCafe Kyotoマガジンアーカイブシリーズ「つくり方のつくり方」

山月 智浩

FabCafe Kyoto ディレクター

Kyoto

FabCafe Kyoto発!ワークショップのその裏側

主に2022年からFabCafe Kyotoのnoteアカウントやwebサイトに連載されていたレポートシリーズ5篇をアーカイブ。お店の内外で生まれたワークショップの模様をお届けするとともに、それらの企画が生まれる前後日譚をルポルタージュします。FabCafe Kyotoが取り組む「つくる」は、果たしてどのようにつくられているのか。誰でも「つくる」に参加するための「つくり方」にまつわるヒントを振り返ります。FabCafe Kyotoのものづくりスピリットに触れてみたい方は、ぜひ5篇続けてご一読ください!


人という字は。─3Dプリンターのワークショップを考える話

私たちの生活を豊かにしてくれる(はずの)3Dプリンターと、私たちはどこまで仲良くなれているでしょうか。3Dプリンターの旨味をなるべく味わえるような入り口を作ることで、なんかいろいろできそうじゃん、とみんなに気軽に思ってほしい。そんな考えから、3Dプリンターや出力できる造形物の旨味を洗い出し、気軽に参加できるワークショップの骨子を組み立てることにした前日譚。FabCafe Kyoto名物企画「人という字は」が生まれるまでの道のりをぜひご覧ください。

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めんどうくささを抱きしめる。─3Dプリンターワークショップ 「人という字は」 レポート

かつて金八先生は言いました。「人という字は、人と人が支え合ってできている。人は人のあいだで生きることで人間になれる。」作ることや生きることについての実践を取り上げている本シリーズでは、石を見つめたり、自分で棚を作ったり、身の回りのものを組み替えたりつなげる実践を通して自分たちの可能性は開かれていく様子を追いかけます。「善く生きる」ための実践として、3Dプリンターと向き合うことはできたのか。ワークショップの後日譚をぜひお楽しみください。

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カレーうどんをすすって飛び散ったシミを刺繍にする。─刺繍ミシンワークショップレポート

うっかり飛ばしてしまうシミ汚れ、自分の意思ではコントロールできない「流動体の美的な炸裂」を、「ぼくらを自我から解放するためのテキスタイル」と捉えてみることはできないでしょうか。私たちの恣意性の外側で、重力や慣性、ターメリックの色素が手を取り合いながらある一つの散歩するグラフィックが生まれるとき、私たちの「愛着」に対する態度はどう変わるでしょう。強くて速くて美しいものが価値とされる社会から抜け出すための実践として、カレーうどんをすすることからはじめてみます。

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手と目に重心を移すこと。─3Dプリンターと一緒に土を捏ねる話

目の前のモチーフに似せて粘土を捏ねる。制限時間は、よーいドンで加工を始めた3Dプリンターが同じ造形を加工し終えるまで。スイッチを押して出力中の待ち時間をただ過ごすのではなく、自身も形を生み出す役割を果たしてみます。便利な機械にもたれかかるように預けている重心を、一旦引き戻すような自立心を込めて、屋号を「ひとりでできるもん」とし、とある実践の場を設けてみます。

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線を引いたら形になった、下を向いたら空が見えた。─レーザーカッターワークショップ「水たまりの鏡を作ろう」

何かを作る行為や「できた!」という気持ちには、その人の気持ちを少し上向きにする力があります。2023年7月、快晴の大阪・鶴見緑地公園内に位置する「TSURUMIこどもホスピス」の中庭には、この日、たくさんの水たまりが並びました。線を引いたら形になる、下を向いたら空が見える。そんな、施設を利用する子どもたちに向けて行われたFabCafe Kyotoによる出張ワークショップの様子をレポート。

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ふと、言葉に出会う。─シルクスクリーンワークショップ「窓に質問を印刷してみる」

残す・伝えるための印刷技法であるシルクスクリーンを通して、今ではないいつか、ここではないどこかの誰かと言葉を交わすことは可能でしょうか。「TSURUMIこどもホスピス」との協働2年目は、子どもたちの言葉を建物全体に点在させる仕掛けづくりを行いました。ワークショップの場だけに留まらない、継続的・偶発的なコミュニケーションを生み出すための場づくりをおこなった、ある一日の記録をご覧ください。

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  • 山月 智浩

    FabCafe Kyoto ディレクター

    1998年大阪府生まれ、2021年京都芸術大学空間演出デザイン学科卒業。2022年2月よりFabCafe Kyotoに参画。 「Fab」の文脈を人文学的なアプローチで解釈し、誰もが持つ「つくる」力を引き出すためのプログラム設計に繋げることを得意とする。ワークショップや展示、トークイベント等の企画や店舗の情報発信を通して、生産や消費に性急な社会をやわらかくほぐすための実践に励む。人が感化し合い有機的なムードが醸成される場のあり方に関心を向け、個人でもフォトグラファーとして活動中。年に一度、野外鍋を敢行する。

    1998年大阪府生まれ、2021年京都芸術大学空間演出デザイン学科卒業。2022年2月よりFabCafe Kyotoに参画。 「Fab」の文脈を人文学的なアプローチで解釈し、誰もが持つ「つくる」力を引き出すためのプログラム設計に繋げることを得意とする。ワークショップや展示、トークイベント等の企画や店舗の情報発信を通して、生産や消費に性急な社会をやわらかくほぐすための実践に励む。人が感化し合い有機的なムードが醸成される場のあり方に関心を向け、個人でもフォトグラファーとして活動中。年に一度、野外鍋を敢行する。

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