Column

2024.9.9

名前を刺繍したら、愛着が湧きました。

FabCafe Nagoya Fab Magazine

こんにちは。
夏の日差しがまだまだ強く、でも、風が少しずつ涼しくなり始めた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。FabCafe Nagoya アシスタントディレクターの一色です。

最近、FabCafe Nagoyaに新たな仲間が加わりました。

ジンバルです。

最初に触れたときそのスムーズな動きにちょっと感動しました。道具にしてはなかなか面白いやつです。だからこそ大切に使いたいと自然に思えました。

こういう新しいものって意外と無くしてしまうことが多い気がします。やっぱり、新しい持ち物には名前を入れるべきですよね。それがものを大切に使うための第一歩になる気がします。そう思い、ジンバルを入れるための付属の袋にロゴを入れたいと思いました。

思い立ったら即行動

早速、ジンバル用の付属袋にFabCafeのロゴを刺繍することにしました。
ここはFabCafe。「FabCafe」の「Fab」は「Fabrication(ものづくり)」の「Fab」です。

もちろん、布に刺繍をすることができるデジタル刺繍ミシンも置いてあります。
早速、このマシンを使って刺繍を入れてみました。

Step1.まずは刺繍したいイラストデータを準備します

Step2.イラストデータを刺繍ソフトを使って刺繍データに作り替えます

Step3.フェルトを使って試し縫い

Step4.どこに刺繍をするかを考えます

Step5.大きさをどうするか考えます

Step6.いざ本番!

Step7.完成しました!

結果は…、正直言って完璧ではありませんでしたが、それでも自分で刺繍を施したその過程にこそ意味がありました。
少し不格好でも、その愛おしさが増し、このジンバルをより大切に使いたいという気持ちが生まれました。

ちなみに、上手い人がやるとこうなります。

What do you Fab?

あなたもFabマシンを使ってものづくりをしてみませんか?

FabCafe Nagoyaでは、タジマ工業株式会社のデジタル刺繍ミシン「TAJIMA 彩 -SAI-」の時間貸しを行なっています。本マシンでは画像やイラストのデータを元に、最大8色の糸を用いて刺繍を施すことが可能です。イラストを描くことができれば使い方を学ぶだけで、どなたでも簡単に自分の好きなデザインの刺繍をすることができます。ご利用を希望される場合は講習会を受講していただき、セルフ利用でぜひご利用ください!

講習会の受講:¥5,800-/90min
刺繍ミシンのセルフ利用:デジタル刺繍ミシン|¥3,300-/60min

※セルフ利用とは?
(メンテナンス時間も含め)60分1枠で貸出を行なっています。当店でデジタル刺繍ミシンの講習会を受講し、ご自身で機械の操作を行っていただきます。加工する素材とデータを持ち込みください。

名前を入れる方法はたくさんあります

布はもちろん、その他の持ち物にも名前を入れることもできます。
たとえば、UVプリンターやレーザーカッターを使って、さまざまな素材に加工が可能です。
ぜひ、お店に足を運んで、ものづくりを体験しにきてください。

愛着が先か、名前を入れる行為が先か…
鶏が先か卵が先か、という問いにも似ていますが、名前を入れることで確実に持ち物への愛情は深まります。
刺繍をする過程で、針が生地を縫うたびにジンバルと自分との間に絆が紡がれていく感覚が生まれるのです。
また万が一失くしてしまっても、名前があることで戻ってくる可能性も高くなりますよね。
結果として、あなたの大切なものをより長く使うことにつながります。

お気に入りのもの、ずっと使い続けたいものには、ぜひ名前を入れてみませんか?
何気ない持ち物に名前を刻むことで、あなたとその物との新しい物語が始まるかもしれません。

Author

  • 一色 寛登 / Hiroto Isshiki

    FabCafe Nagoya ディレクター

    名古屋生まれ。横浜、岐阜、福岡に住んだのち、再び名古屋へ。

    学生時代に「まちに関わる人をどう増やせるか?」という問いを抱え、人の主体性や、人と場・コミュニティの関係性について研究を行う。
    “関係性を構造として捉える”という視点のもと、変化を生む環境や仕組みを実装するためにFabCafe Nagoyaへ。アイデアをカタチにする場所で、日々実験中。

    アテンションが奪い合われる時代に関心や関与を引き寄せる鍵は「あそび」だと信じている。
    まちをもっと面白く。もっと自由に。そんな仕掛けを考えるのが日課。

    名古屋生まれ。横浜、岐阜、福岡に住んだのち、再び名古屋へ。

    学生時代に「まちに関わる人をどう増やせるか?」という問いを抱え、人の主体性や、人と場・コミュニティの関係性について研究を行う。
    “関係性を構造として捉える”という視点のもと、変化を生む環境や仕組みを実装するためにFabCafe Nagoyaへ。アイデアをカタチにする場所で、日々実験中。

    アテンションが奪い合われる時代に関心や関与を引き寄せる鍵は「あそび」だと信じている。
    まちをもっと面白く。もっと自由に。そんな仕掛けを考えるのが日課。

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