Column
2022.1.10
FabCafe Nagoya 編集部
こんにちは!FabCafe Nagoya Fabクルーの かぉりんです。
今回は、使うほど愛着が沸くレザー(革)を使ってカップスリーブを作ってみたいと思います。
寒い時期になって、ホットのドリンクを飲みたいという方も増えたのではないでしょうか。そんな方々へ心も体も温まる癒しのひとときを、自分だけのカップスリーブでティータイムを楽しみましょう。
カップスリーブとは
熱い飲み物が入ったカップを持つときに、持つ手がやけどしない、熱くならないように守るためのカバーです。使用シーンとしては、カフェでホットのドリンクを注文したときや、人が集まるときに自分のドリンクの目印にしたりと、持ち運びにサッと取り出して使うと便利です。
・加工する素材:革(今回は、はぎれを使います。サイズは300㎜×110㎜で足りました。)
・使う道具:型紙、レザークラフト用の針、ろうひき糸、カッター、カッターマット、マスキングテープ、定規
・PC(Adobe Illustratorが触れるもの)
- Fabマシン「UVプリンター」で型紙を準備しよう
- レザーをカッターでカットする
- Illustratorで「ひちめ打ち」のような穴をつくる
- Fabマシン「レーザーカッター」で加工しよう
- レザーを縫い合わせていく
- 完成!今回のまとめ
今回は、カップについている紙のカップスリーブを元に、型紙を作成しました。型紙のデータが出来たら、UV印刷します。
革に跡をつけてカットします。この時、普通のカッターでも切れますが、革用のカッターがあると、なお良しです。
レザーは布に比べて硬く、布を縫うときのように針で縫い進めていくことができないので、予めひしめ打ちという道具を使用して、縫い穴を開けてから糸を通していきます。
ですが、今回はひしめ打ちの代わりに、レザーを縫い合わせるときに必要な穴のデータを作り、レーザーカッター でカットしてみましょう。
長方形を斜めにして、一列に並べたデータをつくりました。ひしめ打ちした時の形を参考にしています。
縫い合わせる時の穴をあけていきます。Fabのページには「レーザーカッターご利用にあたっては、下記仕様にてデータを作成のうえ、USBメモリ等でお持ちください。」という文面と共に、データの作り方が掲載されています。
レーザーカッター について
https://fabcafe.com/jp/nagoya/fab/laser-cutter/
- ファイル形式 :ai
- カラーモード:RGB
- カットライン(切り抜き加工したい線):0.003pt
- カットラインのカラー:赤(R 255/G 0/B 0)
- 彫刻のカラー:黒(R 0/G 0/B 0) ※テキストはアウトライン化
※カット・彫刻を行わない部分のデータはすべて削除。
※レーザーカッター :トロテック社「speedy 360」
上記に従ってデータを編集していきましょう。そして、FabCafe Nagoyaに持参するデータの準備が整ったら、保存します。
レザーを縫い合わせる場合、表・裏の両面からそれぞれ針を通す「平縫い」と呼ばれる方法がオススメです。糸を通す方法が少し特殊なので、縫い方については検索してみてください。
レザークラフトでは、糸の縫い目も外側に出るため、作品ディテールとしても綺麗に仕上げた方が作品として素敵なものになりますので、しっかり準備して挑んでみてください。
レーザー加工機で彫刻や刻印の道具をつくってみたり、UVプリンターでイラストや写真をUV印刷すると、より自分好みのカップスリーブが作れます♪
レザーでカップスリーブを作ってみました。いかがでしたでしょうか?Fabマシンを有効活用し、制作のお役に立てれば幸いです。
制作の際、データ作成に関する質問は、もちろん問い合わせフォームでも対応しておりますが、素材や作りたいものによってかなり解答が変わってきてしまいます。詳しく伺いたい場合は、まずは店頭にて、お尋ねくださいませ。
それでは、今後も楽しいFab体験を!みなさまのお越しを、心よりお待ちしております。
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