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2022.2.14

世界13拠点目のFabCafeが、メキシコシティに誕生しました

FabCafe編集部

2022年2月、FabCafeの世界13番目の新たな拠点として、FabCafe Mexico City が誕生しました。
メキシコで2拠点目となるFabCafe Mexico Cityは、やバイオテクノロジーやXRなどの実験と発信を行うメンブラーナ・ラボの中にあり、キュレーター/アーティストのTania Aedo(タニア・アエド)と、バイオメディアアーティスト/ガラス職人でもある Federico Hemmer(フェデリコ・へンメル)によって運営されます。

最初のFabCafeが東京・渋谷にオープンしたのは2012年。以来10年で、FabCafeグローバルネットワークは、世界8カ国13拠点に広がりました。

FabCafe Mexico CityをオープンしたFederico Hemmer(左)と、Tania Aedo(右)。

FabCafe Mexico Cityが拠点とする「メンブラーナ・ラボ」は、XRやバイオテクノロジーの実験を行うラボです。メンブラーナ(Membrana)とは、スペイン語で「膜」という意味。古い木と庭があるメンブラーナには、XRのためのスペース、ウェットラボとドライラボ、そして展示スペースがあります。

メンブラーナ・ラボでは、アーティストや研究者と、アート、サイエンス、テクノロジーと他領域のコラボレーションを行っています。活動のプロセスやプロトタイプは、展示スペースで展示しています。また、将来的には、アーティストレジデンスなどの長期的な活動も予定中です。

「FabCafe Mexico Cityのミッションは、さまざまな活動を通じて、学びの姿勢やあり方を浸透させること。そして、ローカルで文化的なコンテクストと、現代グローバルのコンテクストをつなげること」と、自身もアーティストであるファウンダーのTaniaとFedericoは述べています。

 

約921万人が住む大都市、メキシコの首都、メキシコシティ。歴史のあるダウンタウンから、洗練されたカフェが立ち並ぶエリアまで、一言で言い表せない魅力がある街です。街にはシェアサイクルがいち早く設置されていたり、テクノロジーや新しい試みが活発に取り入れられている一方、混沌とした市場で買い物をしたり、路上でタコスを頬張ったりと、文化が根強く残っており、様々なコンテクストが混ざり合っています。

FabCafe Mexico Cityがあるメンブラーナ・ラボは、そんなメキシコシティの南部、ロマス・ケブラーダ区域の中のサン・ヘロニモ地区にあります。メキシコシティのダウンタウンからは距離がありますが、UNAM(メキシコ国立自治大学)などの大学や学校が近くにあるエリアです。

自然も豊かなエリアで、自然保護区域である国立公園に隣接し、メキシコシティにある2つの河川のうちの1つ、マグダレナ川につながる川もあります。

  • Tania Aedo

    FabCafe Mexico City共同設立者

    アート、サイエンス、テクノロジーなど、知識の交差点にあるプロジェクトに参加する文化プロデューサー。Membrana Lab Mexico Cityの共同設立者。メキシコUNAMのCátedra Max Aub, Transdisciplina en Arte y Tecnologíaのコーディネーター、メキシコシティの国立芸術センターのLaboratorio Arte AlamedaおよびCentro Multimediaの前ディレクター。

    アート、サイエンス、テクノロジーなど、知識の交差点にあるプロジェクトに参加する文化プロデューサー。Membrana Lab Mexico Cityの共同設立者。メキシコUNAMのCátedra Max Aub, Transdisciplina en Arte y Tecnologíaのコーディネーター、メキシコシティの国立芸術センターのLaboratorio Arte AlamedaおよびCentro Multimediaの前ディレクター。

  • Federico Hemmer

    バイオメディアアーティスト、FabCafe Mexico City共同設立者

    メキシコシティに生まれる(1991)。
    バイオメディア・アーティスト、ガラス吹き工、Membrana Lab – FabCafe Mexico Cityの共同設立者。
    彼の探究心は、アート、物質、ライブサイエンスの交差点にある。研究室内の語り手の役割、塵の生態と科学的言説の共在、放棄された科学施設によって引き起こされる虚構といった物語を生み出すために、物と生物の間の曖昧な横断の関係を探ることに専念している。
    彼の作品は、SymbioticA(オーストラリア・パース)、UFSM(ブラジル)、Cultivamos Cultura(ポルトガル)などのアート&サイエンスセンターで展示されている。

    メキシコシティに生まれる(1991)。
    バイオメディア・アーティスト、ガラス吹き工、Membrana Lab – FabCafe Mexico Cityの共同設立者。
    彼の探究心は、アート、物質、ライブサイエンスの交差点にある。研究室内の語り手の役割、塵の生態と科学的言説の共在、放棄された科学施設によって引き起こされる虚構といった物語を生み出すために、物と生物の間の曖昧な横断の関係を探ることに専念している。
    彼の作品は、SymbioticA(オーストラリア・パース)、UFSM(ブラジル)、Cultivamos Cultura(ポルトガル)などのアート&サイエンスセンターで展示されている。

営業時間:コロナウイルスへの対応のため、ドリンクやフードは、イベント時にのみ提供。イベント以外のときは、事前に連絡が必要。

住所:Guillermo Prieto No.14, Lomas Quebradas, La Magdalena Contreras, 10000 Ciudad de México, CDMX, Mexico

Webサイト: https://fabcafe.com/es/mexico-city/

Facebook: https://www.facebook.com/FabCafeCDMX

Instagram: https://www.instagram.com/fabcafemexicocity/

2/17 、FabCafe Mexico Cityと彼らのバイオアートのアプローチを知るイベントを開催!

VUCAの時代に「バイオアート」が必要な理由
不確実な現代において、新しい倫理観の構築と世界の捉え方のアップデートが重要だといわれています。そのアプローチのひとつとして注目されているのがバイオアート。私たちがVUCAな世界で生き残るために私たちに何を教えてくれるのでしょうか。本イベントは、バイオテクノロジーとXRの視点から複合現実の実験を展開し、新たにFabCafe Mexico CityをオープンさせるMembrana LabのTania AedoとFederico Hemmer、そしてバイオエレクトロニクスアーティストのAna Laura Canteraさん、BioClub共同設立者のGeorg Tremmelさんを迎えてお送りします。

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    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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