Column
2025.9.7
福田 拓未
loftwork, FabCafe Osaka カフェマネージャー
日本の今を味わう。
LiLo Coffee Roastersシーズナルブレンドでつくる特別な一杯
FabCafe Osakaカフェマネージャーの福田です。FabCafe Osakaでは、大阪・西心斎橋 (アメリカ村)にあるコーヒーロースター『LiLo Coffee Roaster』さんとのコラボレーションで、日本の「いま」を表現するシーズナルブレンドコーヒーを提供しています。楽しみ方はハンドドリップとFabCafe Osakaオリジナル「カフェソーダ」の2種類。
『LiLo Coffee Roasters コラボマガジン』では、月替りのシーズナルコーヒーの情報に加え、ドリンクディレクターでもある福田が考案するシーズナル「カフェソーダ」のテイストや、ブレンド考案のプロセスについてご紹介していきます!
今回ご紹介するのは、夏の終わりと、秋の気配を知らせる「白露沁清」です!

LiLo Coffee Roastersについて
コーヒーで人の人生をいかに楽しく、面白くすることができるか
大阪に2014年創業の自家焙煎コーヒーロースター。20種類以

白露沁清ブレンド
(はくろしんせい)
日本の九月、山あいでは朝露に濡れた植物が
涼しげに佇んでいます。
清らかで森閑な景色に溶け込んで、
心まで落ち着いていくようです。
「朗日晴空」とは
朝露がおり、澄んだ空気に包まれる
晩夏の静かで清らかな風景を表した言葉です。
朗日晴空ブレンドは、
じゅわっと広がる焼きリンゴのようなフレーバー
温州みかんの酸味と生キャラメルの甘さ
安らかな心地にしてくれる
まったりとした一杯をお楽しみください。
•COSTA RICA V.G San Juanillo Marsellesa Red Honey
•GUATEMALA Finca Rosma Rosmarago Washed
•BOLIVIA Filomena Java Fully Washed
酸味+1
コク+1
中浅煎り 2.5
焼きリンゴ、温州みかん、アメリカンチェリー、バニラ、生キャラメル、キャンディー
①ジュワっと広がる焼きリンゴと温州みかんのフレーバー
②アメリカンチェリーのほのかな酸味とバニラのニュアンスが面白い
③トロトロ甘い生キャラメルとコロコロとしたキャンディーの余韻
白露の季節、朝露に濡れた草木が静かに輝き、夏の名残と秋の気配が交わる9月。
その移ろいを一杯のソーダに映しとりました。
主役には、瑞々しい和梨をすりおろして。
そこにほんのりと塩を溶かし込むことで、秋口の澄んだ空気のような透明感と、果実の甘みを際立たせています。
さらに“焼きリンゴ”や“キャラメル”のような香りに寄り添うよう、ほうじ茶を合わせました。
香ばしさが奥行きを与え、ソーダの泡とともに余韻深い味わいへと導きます。
そして、仕上げにそっと忍ばせたのは金木犀。
秋の入口を告げる花の香りが、まるで季節の境目を歩いているような感覚を呼び覚まします。
「夏の余韻と秋の始まりを、ひとくちに」
そんな想いを込めた、9月だけの特別なカフェソーダです。
使用している材料
・LiLo Coffee Roasters 「白露沁清」ブレンド
・ほうじ茶と金木犀のシロップ
・和梨
・トニックソーダ
その他、FabCafe Osakaでは蒸留機を用いて抽出したオリジナルドリンクや、手作りのスイーツなどをご用意しています。ぜひ、お立ち寄りください。
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福田 拓未
loftwork, FabCafe Osaka カフェマネージャー
石川県出身、1歳半から大阪に移住。高校を卒業後、京都のフレンチレストランにて、調理師としての経験・感性を学ぶと共に、日本茶をベースとしたドリンク作りを担当。以降、ソフトドリンクの制作に目覚め、アルコールを飲まずとも満足できる食事体験の創出を目指して現場での経験を積む。現在、フリーでドリンクディレクターとしての活動も実施中。
2025年1月にFabCafe Osakaカフェマネージャーとしてロフトワークに入社。“Fab”という思想を取り込んだ新しい食体験の創出と提供を目指している。石川県出身、1歳半から大阪に移住。高校を卒業後、京都のフレンチレストランにて、調理師としての経験・感性を学ぶと共に、日本茶をベースとしたドリンク作りを担当。以降、ソフトドリンクの制作に目覚め、アルコールを飲まずとも満足できる食事体験の創出を目指して現場での経験を積む。現在、フリーでドリンクディレクターとしての活動も実施中。
2025年1月にFabCafe Osakaカフェマネージャーとしてロフトワークに入社。“Fab”という思想を取り込んだ新しい食体験の創出と提供を目指している。