Column

2023.11.15

【Coffee Magazine】THAILAND – Khemekhon – 「タイのコーヒー文化の発展」

Khemekhon
ケメコン

FabCafe編集部

FabCafe Tokyoでは世界中の色々なコーヒー豆を、様々なロースターさんたちを通じて定期的にご用意しています。

一杯のコーヒーの背景に広がる様々な物語を皆様にお届けします!
このブログを通してFabCafe Tokyoのコーヒーに興味が湧いたり、コーヒーが好きになってくれたら幸いです。

皆さんのFabCafeでのコーヒーライフがもっと素敵な時間になりますように!

THAILAND
– Khemekhon –
roasted by AKHA AMA COFFEE

スパイシーな風味の中にキャラメルやダークチョコレートのような深い甘さ。

「タイのコーヒー文化の発展」

今回のコーヒーマガジンは、タイの Khemekhom(ケメコン)を特集します。

タイといえばバナナやマンゴーなど熱帯の食べ物が思い浮かぶかもしれませんが、実はコーヒーの生産国としても知られている国です。タイで生産されているコーヒー豆は一昔前よりも格段に品質の向上がされており、世界のコーヒーと肩を並べる日も近いと言われるほど期待がされています。そんなタイコーヒーについての魅力をご紹介します。

タイのコーヒー文化の発展

タイでのコーヒー栽培は、1904年にイスラム教のタイ人がメッカ巡礼の帰りにロブスタ種のコーヒーの苗を手に入れ、タイに持ち運んだことが始まりと伝わっています。

一般的に世界のコーヒー生産国では1800年代から栽培が始まっているのに対し、タイコーヒーは遅出のため歴史としてはまだ浅い国です。

もともとコーヒー栽培に適した環境であったことから、タイでのコーヒー産業は好調に進んでいきました。しかしそれを追い抜くほどのペースで、国内でのコーヒー需要もどんどん高まっていきます。

1960年頃には、国内の生産量では追いつけないほどの国内需要となりました。

そこでタイの王室はさらなる生産量を確保するため、「ゴールドトライアングル」と呼ばれる麻薬密造地帯を、アラビカ種のコーヒー栽培地帯に転換するプロジェクトを打ち出します。

現在では当時から問題化されていた麻薬の栽培は99.9%撲滅に成功。その代わりのコーヒー栽培もタイの重要な収入源となるほどの高い生産性を維持し、ますますタイのコーヒー産業は活発となっています。

 

FabCafeで使用しているアカアマコーヒーはタイの北部チェンマイ県で生産しており
気候は比較的に涼しく降水量も多いことからコーヒ栽培に適した環境で主にアラビカ種の栽培が活発な地域です。

アカアマコーヒー元々,山岳民族アカ族の村出身のリー・アユ・チュパーさんが貧しい村で子供の学費を稼ぐためにコーヒーを栽培していました。
その後、リーさんが米国でコーヒーの焙煎について学び2010年、チェンマイ県にカフェ「アカ・アマ・コーヒー」をオープンしました。
チェリーコーヒーやパーチメントコーヒーを安い価格で仲買人に売るのではなく、自分たちで栽培、加工して販売することで、より良い品質と価格での販売を実現しました。

また、化学肥料や除草剤、殺虫剤の使用を控え、コーヒーの木のほかに果物や野菜を栽培し、コーヒーだけに頼らない有機的に持続可能な混植栽培を行うことにしました。コーヒービジネスについて学んだリーさんはアカ・アマ・コーヒーをブランド化し発展させてその収益で村の子供たちのために学校を建設するなど、持続可能なコーヒービジネスで地元コミュニティの生活向上に貢献する起業家として注目を集めています。

そんなタイのコーヒー文化やリーさんのこだわりを感じられるアカアマコーヒーを
是非、店頭でご体験してください。

FabCafe バリスタ
赤坂 流偉

生産国

THAILAND

生産地域 Doi Chaang village, Chiang Rai, Thailand
標高 1,200 m
精製方法 Washed
品種 Khemekhon

焙煎

AKHA AMA COFFEE
コメント

スパイシーな風味の中にキャラメルダークチョコレートのような
深い甘さが特徴的なコーヒーです。

 

  • AKHA AMA

    AKHA AMA COFFEEは、2010年にタイのチェンマイにオープンした小さなコーヒー屋さん。

    AKHAは少数民族アカ族の”アカ”、AMAは現地の言葉で”お母さん”の意味でアカアマコーヒー。
    タイ北部、チェンライに位置する山奥、アカ族の村で持続可能な農法で作られているコーヒーです。

    小さなコーヒー屋さんは、チェンマイでは大人気、タイの国中にその名を広めた有名店。

    村のお母さんたち、そしてコミュニティの人たちの思いのこもった高品質なコーヒー豆をお届けしています。

    サイト:https://akhaama.jp

    AKHA AMA COFFEEは、2010年にタイのチェンマイにオープンした小さなコーヒー屋さん。

    AKHAは少数民族アカ族の”アカ”、AMAは現地の言葉で”お母さん”の意味でアカアマコーヒー。
    タイ北部、チェンライに位置する山奥、アカ族の村で持続可能な農法で作られているコーヒーです。

    小さなコーヒー屋さんは、チェンマイでは大人気、タイの国中にその名を広めた有名店。

    村のお母さんたち、そしてコミュニティの人たちの思いのこもった高品質なコーヒー豆をお届けしています。

    サイト:https://akhaama.jp

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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