FabCafe Tokyoでは世界中の色々なコーヒー豆を、様々なロースターさんたちを通じて定期的にご用意しています。
一杯のコーヒーの背景に広がる様々な物語を皆様にお届けします!
このブログを通してFabCafe Tokyoのコーヒーに興味が湧いたり、コーヒーが好きになってくれたら幸いです。
皆さんのFabCafeでのコーヒーライフがもっと素敵な時間になりますように!
ETHIOPIA
– Wark Sakaro –
roasted by
ONIBUS COFFEE
エチオピアらしい華やかさもありつつ、完熟チェリーならではの甘さが感じられるコーヒー。
トロピカルフルーツのようなフルーティーさや、長く続く余韻。
イルガチェフ地域東側のゲデオ ゾーンは6つの地区に分れており、その内の一つがゲデブ地区です。首都アディスアベバから434㎞離れています。数年前までは車で8時間近く掛かる僻地でしたが、2016年に開通したエチオ-ケニア道路の開通により、3時間ほどまでに近くなりました。
土地の1/4にコーヒーが植えられる程、エチオピアの中でもコーヒー生産に適した環境が整っている地域です。ゲデブ地区は16の行政区に分かれ、その一つがウォルカ・サカロです。
ウォルカとは、現地ゲデオ語で「金」を意味します。エチオピア最後の皇帝ハイレセラシエの部下がこの地を訪れた際に、人々の持て成しにとても感銘を受け、この地をウォレカ(金)の地と呼ぶようになったと言われています。また、この地には人々が〝サカロ“と親しみを込めて呼んでいた巨木があり、この二つを結んで“ウォルカ・サカロ”という地名になりました。
土地面積は約1300haですが、その半分以上のエリアにコーヒーが植えられていて、3つの水洗工場があります。2017年3月、その内の一つをBNT(エチオピアの高品質コーヒーの輸出業者)の姉妹会社レンジャーが所有し、優秀なスタッフをそれに見合う賃金で集めて、精製~乾燥工程を丁寧に行っています。この会社の社員は写真の緑のユニフォーム着用しています。
これまで以上に高品質なイルガチェフコーヒーへの取組をスタートしました。(2018年にはゲデブにある他2水洗工場も所有しています)
ウォルカ・サカロ水洗工場は2019クロップより、BNTの子会社レンジャーが水洗工場を所有。彼らは、これまで以上の最高のイルガチェフ作りを目指しています。優秀なスタッフをそれに見合う賃金で集めて、精製~乾燥工程を丁寧に行っています。完熟チェリー初年度の2018クロップでは、WBC2016チャンピオンであるBerg Wu氏が監修し、その名の通りの甘味の秀逸さに好評を得ました。
生産処理:
- 小規模農家が収穫したチェリーを近隣の水洗工場や販売所に搬入、特別ロットの基準を満たした完熟チェリーのみを工場のタンクに投入
- チェリーはマッキノン製のディスク式パルパーで皮を剥き、水流によってパーチメントをP1、P2、P3に比重選別(P1が重く、最上級。)
- パーチメントは醗酵槽に導かれ、そこで約36~48時間の醗酵処理
- 表面の滑りがパーチメントから剥離する段階で、水路で水洗い
- 約半日のソーキング後、パーチメントの水を切り、アフリカンベッドで天日乾燥
※チェリー保護のため、1日2回覆いを被せる(日照の強い昼間と夜間の降雨)
日照の強い12~15時の時間帯は、パーチメントをビニールシートで覆います。これは、パーチメントを護ることと急激な乾燥を防ぐためです。標高が高い上に、赤道直下のこの地域では、日照が強すぎるとチェリーやパーチメントにダメージを与えて、味に濁りが出てしまいます。また、通常の乾燥日数が8日間のところ、12~15日間掛けてゆっくり乾燥を進める(スロードライング)ことで、コーヒー内の水分を均一化させ、複雑でありながらクリーンな味わいを作り出しています。緩やかな乾燥は、消費国での生豆の保存性にも大きな影響を及ぼすことが分かってきました。
- パーチメントの撹拌と欠点除去を行いながら、12~15日間掛け乾燥を仕上げる
- 脱穀工場でドライミリング後、精製不純物除去、脱殻、比重選別、ハンドピックを経て、最終精製された生豆を麻袋に充填、輸出
(ONIBUS COFFEE 公式サイトより)
FabCafe バリスタ
篠田 花
生産国 |
ETHIOPIA |
生産地域 | Gedeb, Gedeo Zone, East of Yirgacheffe |
標高 | 2,050m |
精製方法 | Washed |
品種 | Ethiopian Heirloom |
焙煎 |
COFFEE ONIBUS |
コメント |
ライチのような優しい甘さとダージリンのような上品で落ち着いた味わいが特徴的です。 |
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ONIBUS COFFEE
コーヒーで、人と人をつなぐ
手から手へと渡るぬくもり、それは人と人を繋ぐコミュニケーションの一端を担います。点と点を結び、また点から点へと繋がっていきます。「ONIBUS」とはポルトガル語で“公共バス”、「万人の為に」という語源を持つ言葉です。バス停からバス停へと人を繋いでいく日常。そんなバスのように人と人を繋ぐという思いを込めて、オニバスコーヒーと名付けました。日常にとけ込んだ一杯、そんなコーヒーをお届けします。
URL :https://onibuscoffee.com/pages/about
コーヒーで、人と人をつなぐ
手から手へと渡るぬくもり、それは人と人を繋ぐコミュニケーションの一端を担います。点と点を結び、また点から点へと繋がっていきます。「ONIBUS」とはポルトガル語で“公共バス”、「万人の為に」という語源を持つ言葉です。バス停からバス停へと人を繋いでいく日常。そんなバスのように人と人を繋ぐという思いを込めて、オニバスコーヒーと名付けました。日常にとけ込んだ一杯、そんなコーヒーをお届けします。
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篠田花
FabCafe バリスタ
大学在学中、FabCafe FUJIに設立当初からアルバイトとして勤務。
卒業後はFabCafe Tokyoでバリスタとして働きつつも、イベントの企画やマガジン執筆にも挑戦中。
人の言葉に触れること、音楽、猫、海、祖父が好き。一番好きな本は坂口安吾の「桜の森の満開の下」大学在学中、FabCafe FUJIに設立当初からアルバイトとして勤務。
卒業後はFabCafe Tokyoでバリスタとして働きつつも、イベントの企画やマガジン執筆にも挑戦中。
人の言葉に触れること、音楽、猫、海、祖父が好き。一番好きな本は坂口安吾の「桜の森の満開の下」