Column

2021.3.29

Inside FabCafe Tokyo バリスタチームでCafe FUJINUMA見学

横山 あり沙

FabCafe フードディレクター

Tokyo

こんにちは。FabCafe Tokyoのバリスタ横山です。
FabCafeではスペシャリティビーンズにこだわったコーヒーをセレクトしています。長年に渡りお世話になっている、焙煎師であり、Cafe FUJINUMAのオーナーでもある藤沼さんを訪ねました。
この記事では、藤沼さんとの焙煎体験レポート、スペシャリティコーヒーについてお届けします。

Cafe FUJINUMA 藤沼さんを訪ねて

栃木県小山町にあるCafe FUJINUMA。FabCafeのある渋谷からは、湘南新宿ラインで2時間揺られると到着します。ちょっとした旅気分で、道中も話がはずみます。
小山駅から5分ほど大通りを歩くと、左手に見えてくるかわいいお店。Cafe FUJINUMAです。お店については後ほどご紹介しますね!

 

蒸気と共に飛び出す焙煎されたコーヒー豆!焙煎体験レポート

今回はなんと、焙煎の体験をさせていただいたので、日頃飲んでいるコーヒーがどのように作られているのか、少しご紹介したいと思います。
こちらが焙煎機です。

上部にエチオピアの生豆をセット。適正温度に熱された焙煎機内部へと一気に落とします。
この生豆、いわゆる豆の青臭さがあり、コーヒーもお豆なのね…と当たり前のことを実感。

タイマーとにらめっこする藤沼さん。

焙煎中は、つまみを調整して温度管理、細かなタイム管理など、アナログな要素も多く驚きました。
こうして手間暇かけて、安定したクオリティーの豆を作っていただいていることに、改めて感謝の気持ちが溢れます!

焙煎機の中では豆が回転しながら熱されていき、小窓から色がどんどん濃く焼けていくのがわかります。
写真のように、焙煎中の豆を少量取り出し香りなど確認することができます。

青っぽい豆の匂いが、どんどん馴染みのある香ばしいコーヒーの香りへと変化していきます。
あまりに煎られていくスピードが早くて、勝手に気持ちが焦ってしまいます。

焙煎完了と共に一気に豆を外へ出し、かき混ぜて冷ましていきます。
真っ白な蒸気と共に、なんとも心地よいコーヒーの香りが。じゃらじゃらと軽快な音をたてて、茶色く煎られた豆が落ちてきました。

初めてだらけで少しもたつきながらも、ワクワクする楽しい焙煎を終えました。
お店に持って帰って、みんなで楽しませていただきます!

焙煎後はカフェでブレイクタイム。コーヒーやランチ、スイーツを楽しませていただきました。
ラテは美しくて、きめ細かいスチームミルクがエスプレッソと一体になった優しい味わい。
フードや食器などなど、藤沼さんの身近な方々の職能が活かされており、素敵な時間を過ごさせていただきました。

藤沼さん、おもてなしくださったスタッフのみなさま、どうもありがとうございました!

 

スペシャリティコーヒーとバリスタ

冒頭にも触れましたが、FabCafeではスペシャリティビーンズにこだわったコーヒーをセレクトしており、常時4種類程度のシングルオリジンコーヒーを取り揃えています。

スペシャリティコーヒーは、際立つ印象的な風味特性や、明るい酸味特性、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていく、という特徴があります。そして、その品質を実現するために、生産からカップに至るまでの総てのプロセスで、一貫した体制・工程・品質管理が徹底されています。

今回はそんなコーヒーが私たちの手元に届くまでの、焙煎のプロセスに触れることができました。
私たちバリスタは抽出工程において、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性を表現できるよう、日々心掛けています。
藤沼さんの表現した味を、しっかりとお客様へ届けたい。そんな思いを胸に、今日もFabCafeでは1杯ずつ心を込めて、コーヒーをご提供しています。

 

Cafe FUJINUMA      http://cafefujinuma.com/

過去のinside fabcafe記事_カッピングWS      https://fabcafe.com/jp/magazine/tokyo/inside-fabcafe-tokyo-1

 


Other Projects

FabCafeではコーヒーにまつわる様々なプロジェクトを行っています。

fruitful      https://fabcafe.com/jp/labs/tokyo/beyondcacao/
農業をテーマに、マイクロコミュニティと共に複眼的な視点から豊かな食や農業を構想する

beyond cacao      https://fabcafe.com/jp/labs/tokyo/beyondcacao/
素材としてのカカオが生み出す新たな価値を創る、カカオ再開発計画プロジェクト

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Author

  • 横山 あり沙

    FabCafe フードディレクター

    武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科で空間演出とファッションを学び、テレビドラマの装飾やCMの美術造形、自主制作映画の美術制作に携わる。その後、食への興味からオーガニック野菜を扱うグローサリーストアの販売を通して、野菜の奥深さを知る。“ものづくりと食にまつわる空間の結び付け”への好奇心から、FabCafeと出会い入社、フード開発やパーティーメニューを担当。

    武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科で空間演出とファッションを学び、テレビドラマの装飾やCMの美術造形、自主制作映画の美術制作に携わる。その後、食への興味からオーガニック野菜を扱うグローサリーストアの販売を通して、野菜の奥深さを知る。“ものづくりと食にまつわる空間の結び付け”への好奇心から、FabCafeと出会い入社、フード開発やパーティーメニューを担当。

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