Event report
2018.9.2
大西 陽
FabCafe Tokyo / MTRL
2018年7月6日にBUGOLOGYが企画し、100BANCHで開催した「昆虫食解体新書-祭-」のレポートが100BANCHに掲載されました。
▶︎ https://100banch.com/magazine/11925/
3つの文脈から生まれた3種類の料理
今回のイベントの軸は、クラスター分けされた昆虫食を体験してもらい昆虫食を一歩踏み込んで考えてもらうことにあった。以下はイベントのイントロダクションとなる文章である。
昆虫食解体新書は、既存の昆虫食へのイメージを「解体」し、昆虫食への新たな視点を模索・提示していくプロジェクトです。イベントとして第二回目となる今回は、社会的に異なる文脈から昆虫食を捉え直してみることで、昆虫食のイメージがどう変化するかという思考実験を、コンセプトフード/ドリンクの実食と展示を通して体験していただける内容になっています。
カルチャー文脈から考える「POP」、実験的な対象物として捉える「LAB」、そしてエクスクルーシブな体験という視点からの「LUXURY」という三種の異なるクラスターをテーマに、三名のプロフェッショナルたちとのコラボレーションを行いました。それらのクラスターを軸として、昆虫食への視点をぐるぐると回転させてみてください。また、特別展示として、宇宙における昆虫食のあり方を食用コオロギの飼育プロダクトによって提示するという試みもご覧いただけます。
これらのコンテンツを通して、最後にあなたが出す答えは、「昆虫食なんて嫌い!」かもしれません。肯定的な見方だけではなく、鋭い批評とも交差することで、社会の昆虫食への視点が更新されるきっかけとなれば幸いです。
上記のようなコンセプトを持ち、3名の食のプロフェッショナル、セキネトモイキ(ドリンクディレクター)・篠原祐太(コオロギラーメン制作者)・森枝幹(シェフ)とコラボレーションを行なった。また、コンセプトの立案はクリエイティブファームである301と共同で行なった。(http://www.301.jp/)
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大西 陽
FabCafe Tokyo / MTRL
ヨーロッパを中心にファッションデザイナーとして活動後、2012年帰国。
複眼的な視点を持ったデザインを行いたいという想いから、分野の垣根を超えた接点を持つ食の分野に興味を抱く。2014年よりFabCafe Tokyoでディレクター、リードバリスタ、コミュニティマネジャーとして勤務し、FabCafeに集まる多種多様なコミュニティと多くの企画やプロジェクトを立ち上げる。担当プロジェクト
bugology Space Mongology fruitful BUGOLOGY beyond cacao THE OYATSU OLFACTORY DESIGN LABヨーロッパを中心にファッションデザイナーとして活動後、2012年帰国。
複眼的な視点を持ったデザインを行いたいという想いから、分野の垣根を超えた接点を持つ食の分野に興味を抱く。2014年よりFabCafe Tokyoでディレクター、リードバリスタ、コミュニティマネジャーとして勤務し、FabCafeに集まる多種多様なコミュニティと多くの企画やプロジェクトを立ち上げる。担当プロジェクト
bugology Space Mongology fruitful BUGOLOGY beyond cacao THE OYATSU OLFACTORY DESIGN LAB